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2013年12月10日

猪瀬さんへの集中砲火ってすごいなあ! と、ただ驚く

近頃忙しくてテレビを見ている暇もなかったが、今日、出先で昼食を取りながらニュースショー(どの局の何という番組かは不明)を見ていたら、都議会における猪瀬都知事の追求の様子が映し出されていた。

猪瀬さんの耳の後ろから流れる冷や汗だか脂汗だかが、ポタポタっとスーツのラペルを伝うのを、嫌というほどのクローズアップで繰り返して見せる。ありゃ一体、何なんだ。食事中のこちらは嫌になってしまう。悪趣味にもほどがある。元々、猪瀬さんの顔は食欲が増すような顔じゃないのだし。

テレビでは自民党の何とかいう議員が猪瀬さんを責め立てていて、猛烈な野次も加わり、さながら集中砲火の様相だ。気の毒なことに、味方は一人もいない。猪瀬さん、友達がいないんだなあと、少し同情したくなる。それにしてもまあ、政治家というのは人を責めるとなると、どうしてあんなに居丈高になれるんだろう。水を得た魚の如くに、大声で辞任を迫る。

しかし、猪瀬さんが当選した都知事選挙では、確か公明党、日本維新の会が「支持」、自民党も「支援」という形で協力していたはずなのである。こうした人物を「支援」してしまった自らの不明に関しては、都民に対して一言お詫びがあってもいいようなものだが、そうした責任には一切頬被りをして、ただひたすら責め立てる。

「すごいものだなあ!」と、私なんか感心するばかりである。ああでなければ、政治家なんて勤まらないのだろう。オリンピック誘致に成功してしまったらもう「お役ご免」で、あとは自民党にとってもっと都合のいい人物を都知事に据えたいということなのだろう。

私自身は、石原さんを支持しない(参照)のだから、その直系みたいな猪瀬さんだって、当然初めから支持していない。だからかなり無責任に、「この人、さっさとケツまくった方がいいんじゃないの?」なんて思っている。居座っても、どうせもう都知事として機能しそうにないし。

そもそも猪瀬さん、どうも都知事という柄じゃない。こう言っちゃ何だが、どう見ても顔が暗すぎる。彼の著作家としての業績に関しては評価する人が多いみたいなのだが、『ミカドの肖像』にしたって、私はちっとも面白いと思わなかったしなあ。

 

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