「空き巣狙い」 という言葉
今日はまた、本当にどうでもいい言葉尻の問題である。何かというと、「空き巣狙い」という言葉だ。知り合いが「人間の家に泥棒に入るのに、『空き巣』という言い方はちょっとひどいではないか」と言うのである。まあ確かに、ちゃんとした家なのに「空き巣」とは、「よく言うわ」って感じではある。
その知り合いは「巣」じゃなくて、ちゃんと「家」と言うべきだと主張するのだが、ちょっと待てよ、「空き家」と言ってしまうと、ちょっと意味が違ってきてしまう。「空き家」に泥棒に入っても、盗むものがないではないか。
「空き家狙い」では言葉としてナンセンスになってしまうのだから、もっと他の言い方はないのかと言えば、ないことはない。「留守宅狙い」と言えば、問題ない。これこそ、破綻のない美しい言葉である。
しかし「留守宅狙い」と言ってしまうと、なんだか背広を着て泥棒に入るようなイメージになってしまうような気がする。意味的に正確でも、雰囲気的に微妙に違う。あの、ちょっといい加減で猥雑なまでの感覚とかけ離れすぎている。
私としては、やはり「空き巣狙い」という言葉はなかなか秀逸だと思うのである。
それにしても、もう 1月は終わりである。早いものだ。
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