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2014年2月25日

"Commander" を「船長」と言い換えてでも

今日、出先から車を運転して帰る途中に聞いていたラジオで、「若田光一さんが国際宇宙ステーション(ISS)の『船長』に就任する」 というニュースを聞いた。東洋人では初めてなのだという。私は、「ふぅん、若田さんがキャプテン(Captain = 船長)になるのか」 と思って聞いていた。

ところが帰宅してからネットでニュースをチェックしたところ、若田さんが就任するのは「キャプテン」ではなく「コマンダー(Commander = 司令官)なのだとわかった(参照)。

改めて日本語のニュースをググると、大抵のメディアは「船長」になるのだと報じている。どうも「コマンダー」とか「司令官」とかいう軍隊じみた言い方は避けたいという意思が感じられる。

念のために英語のメディアをみると、ほとんどが "commander" とか、動詞の "command" とかいう言葉で報じている。日本のマスコミでも、英字紙になると "Astronaut Wakata to start ISS command on March 9" (Mainichi Daily News)なんていう見出しになっている。

英語では平気で「指令を下す」みたいな言い回しをしていながら、日本語になると、どうしてもそうした直接的な言い方は避けたいみたいなのだ。あの産経にしてからが「若田船長」と報じているほどである(参照)。

こうしてみると、安部政権が海外メディアからいかに「軍国主義的」と言われようと、日本人の感性はちょっとしたことでも軍事的なニュアンスを可能な限り避けたいと思ってしまうほどに、軍国主義からは遠くなっているようなのである。

 

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コメント

Stationなのに船長なのですね。軍事的なニュアンスを避けるなら、駅長さんがいいなぁ。国際宇宙駅。

投稿: 山辺響 | 2014年2月26日 10:27

山辺響 さん:

それはいいですね。

もしかして、「船長」 と訳した人は ISS を International Space Ship とでも勘違いしたのかなあ。

投稿: tak | 2014年2月26日 13:15

こんにちは!
こういう風に英語を知るとは思いませんでした。
そうなんですか、私は船長だと言われても、そのまま信じていましたよ。ちょっと変な訳だったのね?
司令官でいいじゃないですかぁ~~~
へ~~そうなんですかぁ。
ほんとうに軍事色を意識していらっしゃるんですかね?
ただ、間違えただけかもね。涙・・・

投稿: tokiko6565 | 2014年2月27日 13:11

tokiko さん:

「国際宇宙ステーション」 で 「船長」 というところに、ちょっと引っかかるものを感じるというのが、自分で言うのもナンですが、言葉の問題では百戦錬磨してきた成果であります (^o^)

投稿: tak | 2014年2月27日 22:02

おはようございます~
そうか、では山辺さんのおっしゃる《駅長》さんに
一票~^^

投稿: tokiko6565 | 2014年2月28日 06:10

tokiko さん:

「駅長」さんは、のどかでいいですよね。
実際の宇宙ステーションでの任務は結構忙しいらしいですが。

投稿: tak | 2014年2月28日 13:29

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