「お・も・て・な・し」 って、一体何だったんだろうか
今さらながらのお話で大変恐縮なのだが、東京オリンピック招致に 「非常に効果的だった」 とされている、例の 「お・も・て・な・し」 についてである。滝川クリステルという女性のあのプレゼンが、そんなに効果的だったとは、私には到底思われないのである。こう言っちゃナンだが、あれのどこがいいのか、さっぱりわからない。
ちょっと旧聞だが、あのプレゼンの指導をした英国人のマーティン・ニューマン氏が、「東京都内で秘話を明かした」という記事がある。今年 1月 16日付の産経の記事で、彼はこんなふうに語ったと報じられている (参照)。
声に出すだけでは、国際オリンピック委員会(IOC)委員に意味が伝わらない。そのため、ニューマン氏は 「子供に教えるように言葉を分解し、身振りを添えることにした」。最終プレゼンで登壇した滝川クリステルさんのたおやかな所作が実に効果的だった。
ふぅん、「子供に教えるように言葉を分解した」というのだが、その結果、「おもてなし」という言葉が国際メディアに向けて期待通りの印象を残したのかといえば、私はかなり疑問だと思う。私の価値観から言わせてもらうと、子供扱いされた IOC 委員が気の毒でさえある。
"Omotenashi" という言葉が一躍国際語になったとか、少なくとも一時的にでいいから言葉として注目されたなんてこともなさそうだ。これをキーワードにしてググっても、ひっかかるのは日本発のページばかりで、例えば "mottainai" (もったいない)という言葉の何分の一かでもいいから、国際的な注目を集めたなんていう形跡も見当たらない。
結局、あれって何だったんだろうかと思う。国際的にアピールしなければならなかったはずなのに、受けたのは身内ばかりということだったとしか思われないのである。効果があったとしたら、それは「お・も・て・な・し」ではなく、滝川クリステル女史の魅力的な外見の方に由来するものだったんじゃなかろうか。彼女って、要するに 「ビジュアル要員」 だったんではなかろうか。
あれでおいしい商売になったのは、このマーティン・ニューマンという人と、滝川クリステル女史だけだと、私は思っているのである。
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コメント
実は、件のプレゼンをいまだに目にしていない私です。動画を探せばあるんでしょうけど、当該の部分で背中にぞわぞわっと悪寒が走るのが予想されて、怖くて観られません。
投稿: 山辺響 | 2014年3月 3日 10:09
山辺響 さん:
見ない方がいいです ^^;)
私はたまたま当日のニュースだかなんだかで見てしまいまして、悪寒とまではいきませんでしたが、「はあ ? なんじゃ、こりゃ?」 と、呆気にとられてしまいました。
投稿: tak | 2014年3月 3日 18:59