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2014年4月14日

想念の具象化 その 3

私のブログの長年の読者でもなければ、「想念の具象化」という記事を意識してくれている方はいないだろう。今回は「その 3」ということなのだが、最初の「想念の具象化」を書いたのは 約 8年前、そして「その 2」は 6年前のことになる。

さらにその発端となる記事を紹介すれば、私のコラムがココログに移管される前の、はぼ 11年前に遡る。"「パンク男」 を返上したい" という記事だ。 この頃まで、私はほぼ毎年、車のタイヤのパンクを経験する男だったのである。

この発端となる記事で、私は次のように書いている。

何の巡り合わせか知らないが、私は妙にパンクが多い。平均すると 1年に 1度ぐらいはパンクしているような気がする。

近所のタイヤ屋の親父さんともすっかり顔なじみになってしまった。「こんなにパンクの多いのも珍しいでしょ」と聞くと、「そうですねぇ。私なんか、年に 1万 5千キロぐらい乗るけど、パンクなんか滅多にしないもんねぇ」と言う。1万 5千キロなら、私も大体同じくらいである。一体何が違うというのだ。

タイヤ屋のお客の中には、「今の車はパンクなんかしない」と信じ込んでいる人も多いそうだ。「そういう人たちは、『最近はタイヤの性能も良くなったから、パンクしなくて済むよねぇ』なんて言うんですよ」と、親父さんは笑う。「そういうわけでもないんですがね。本当にそうなら、私らの商売あがったりだ」

ただ言えるのは、「パンクしない」と信じ込んでいる人は、本当にパンクしないらしい。タイヤ交換は、磨り減って寿命になった時だけだ。とすると、私がパンクしやすいのは、「パンクはするものだ」と思い込んでいるからなのか。

いやいや、これはきっと「卵と鶏」だ。たまたまパンクしないで済んでいる人が、パンクしないと信じ込んでいるだけに違いない。いや、それとも、想念もエネルギーであるから、具象化するともいえるのか。

さすれば、今日を限りに私も「パンクはしない」と信じ込んでみよう。それで「パンク男」を返上できたら、「想念の具象化」というエッセイでも書いてみようか。

というわけで、私はそれから無理矢理に「パンクはしない」と信じ込むことにしたのである。そうすると、何と本当に「1年に 1度パンクする男」でなくなってしまったのだ。で、約束通りそのことについて触れたのが、上述の最初の「想念の具象化」という記事で、「あれから 3年以上経った今日、この間、一度もパンクしていないということに気付いた」と書くに至ったのだ。

そして「その 2」を書いたのが、その 1年半後である。これは、年中行事のようにパンクを経験していた私が、4年 8ヶ月ぶりにパンクしたという話を書いたものだ。つまり、想念を変えてみただけで(かどうか知らないが)、パンク率が 4分の 1以下に減ったというお話である。

そして、今回が「その 3」なのだが、さらにあれから 6年以上、1度もパンクしていないという報告だ。パンク率は 6分の 1以下に減り、それどころかどこまで減り続けるか知れないという状況にある。どうやら私の「パンクしない想念」にも、かなり身が入ってきたようなのである。

私は「その2」の中で次のように書いている。

因果関係は実証不能だが、「想念を変えたら、その日から急にパンクの頻度が激減した」というのは、紛れもない事実なので、私としては個人的にハッピーになっているということだ。少なくとも、「パンクはするものだ」という想念に戻る理由はない。

それに、「パンクしない想念の波動を移しこんだ空気」とかいうものを、高い値段で販売しようなんていうつもりは毛頭ないので、「反疑似科学」 の人も、どうかあまりマジに突っ込まないでいただきたい。神社で交通安全祈願をしてもらってお守りをもらうよりも、ずっと安上がりなのだから。(何しろ、「ただ」だし)

というわけで、11年前からの行きがかり上、最新のご報告をさせていただいた次第である。

 

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コメント

tak先生、拙ブログにご訪問ありがとうございました!
拝読させていただきましたが、う~ん、非常に近いものを感じました!

やはり、現実世界というのは人々の想念の結集ですから、みんなが悪いほうに考えればそうなるし、ポジティブに考えればそうなると思うのですヨ!

「パンクしない」と思えばパンクしないし
「パンクするんじゃないかな~」と思えばパンクする。

だからあたくしは「殺伐とした近未来漫画」が大嫌いなのであります!(そっちかよ)

子供たちに「おま~ら、そんな漫画ばっかり読んでると、ほんとにそうなっちまうぞ!」
と言いたいっすネ!(脱線スマソ)

投稿: 萩原水音 | 2015年8月15日 21:47

萩原水音 さん:

この世は、想念の集積でありますね。

>「殺伐とした近未来漫画」が大嫌いなのであります!

私は、「嫌い」以前の 「意識には昇ってすらこないもんね」 という感じです。全然認めてないです。

ぱっと見て絵が黒っぽいのは、それだけでアウトです。

私にとっての漫画は、『ロボット三等兵』『おそ松くん』『天才バカボン』『ちびまる子ちゃん』の流れです (^o^)

投稿: tak | 2015年8月15日 22:32

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