Mac でも ATOK と「スコアメーカー」 が使いたいので
昨日は Mac と Chrome との相性が悪いので、Safari に乗り換えたという話を書いた。今年 1月に Windows 7 から Mac に乗り換えて、心配していたような問題もほとんどなく、日に日に Mac ユーザーらしくなってきている私だが、あえて言えば 2つほど不満がある。
一つ目は、日本語変換機能の問題だ。Mac のデフォルトの日本語入力システムは「ことえり」というもので、昔はかなりおばかだったという噂を聞くが、使ってみた限りでは「まあまあ、使える」という印象をもっている。ならば満足すればいいのだが、なまじ「まあまあ、使える」というレベルなので、ATOK に乗り換えるチャンスを逸しかけている。
「ことえり」に関する私の「まあまあ、使える」という評価は、裏を返せば、今年 1月まで長年にわたって使い続けてきた ATOK に比べれば「かなり落ちるよね」ということだ。ことえりに大きな不満はないのだが、微妙なところで今イチ、「うぅむ、こいつ気がきかんな」と思うことがある。
例えば上述の「気がきかん」というフレーズは、ATOK で入力すれば問題なく一発で「気がきかん」になるのだが、ことえりだと「木が帰還」なんてことになる。こんなようなことが頻発すると、ちょっとストレスになる。
噂によれば「Google 日本語入力」というのがかなり使いやすいらしいのだが、私としては「ことえり」を捨てるのだったら、文句なしに ATOK にしたいと思っている。それは ATOK が「文語」に対応しているからだ。私は「和歌ログ」というサイトで、古語で旧仮名使いの歌を詠んでいるので、文語モードで入力が可能な ATOK だとメチャクチャ快適なのだ。
どのくらい快適かというと、ほぼ 6年前に「ATOK の文語モード試しみむとて 」という記事を皮切りに連続 3日間、文語で書いたが、かなりさくさく入力できた。あの快適さが思い出されて、そろそろ ATOK に乗り換えようかなと思い始めている。問題は iPhone、iPad と登録単語共有をするのに、一手間か二手間余計にかかるのではないかということで、その辺りを見極めようとしているところだ。
二つ目の問題は、Windows で使っていた「スコアメーカー」という DTM ソフトが使えなくなったことだ。「スコアメーカー」は河合楽器によるもので、自分で楽譜を入力するのが基本という、かなりアナログな発想の DTM ソフトなのだ。私は自慢じゃないが、あの佐村河内なんとかという人と違って、自分で楽譜が書けるので、作曲はアナログに近い方がやりやすいのである。
これは作曲ではなく編曲だが、私の出身校である 酒田東高校の校歌を「スコアメーカー」を使って器楽曲にしたのをアップロードしてあるので、こちら で試しに聞いてみていただきたい。結構使えるでしょ。
Mac でも Garage Band という DTM アプリが無料で使えるが、楽譜ベースじゃないので、取っ付きにくいのだよね。私としてはどうも、音楽に関してはかなりアナログな人なのだ。
というわけで、私は「スコアメーカー」を使いたいがために、Mac にも Windows をインストールしてしまおうかなどと思い始めているのである。ああ、お金のかかることだ。
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