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2014/04/23

「ポエマー」という存在

「ポエマー」 という日本語があることを初めて知った。ちなみにアクセントはあくまでも平板。巷ではどうやら「詩人」という意味で使われているらしいが、英語で詩人は "poet" なので、私としては「ポエムを書く人」ぐらいの意味で押さえておきたいと思う。

では「ポエム」とは何かといえば、「一見すると詩のように見えなくもないが、砂糖を入れすぎたレモンティーのような極度の甘ったるさで、詩とは区別されるもの」というほかない。そしてそれを書く人が「ポエマー」である。

ちなみに "poemer" はまったくの和製英語というわけでもないようで、ほんのたまにだが、英語で書かれたテキストにも "poemer" の語が使われていたりする。 ”This Too..." というブログの管理人の Melissa Sarno という人は、自分は poet ではなく poemer だとしている。これって、ちょっと謙遜ぽいニュアンスを感じる。(参照

しかし日本のポエマーたちは、そんなような奥ゆかしい謙遜を表明することは稀で、ただひたすらナイーブな「ポエム」を書き続けているようだ。

ところでこの関連で、先日 「マンションポエム」 というものがあると知った。どんなものかというと、例えばこんなのだ。

FROM 神楽坂
東京を掌る すべての時は、
ここからはじまる。
(三菱地所レジデンス パークハウス牛込神楽坂)

大山顕さんという方が、マンションポエムのコレクションと分析をして、それをウェブ上で語っておられる(参照)。なかなか興味深いので、是非ご覧になることをお勧めしたい。

大山さんによると、マンション販売のために構築されたウェブサイトは、今どき珍しくいきなり Flash 動画で始まり、歯の浮くような 「マンションポエム」 が表示されるのだという。うむ、確かにそんな感じなのだね。

広告代理店には、職業的なポエマーが存在するようなのである。なかなか奥が深い。

なお、"poetaster" という言葉もあって、意味は 「へぼ詩人」。

 

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コメント

しがねぇ校正屋の下衆兵衛でゲス。
いや~、「ポエム」って単語を久々に目にしたでゲス。
'70年代の香りビシバシですネ。ゴーゴーエンドゴーズオン!ビバヤング!レモンちゃん。平凡パンチ。
あのころはあっしも、長髪&ベルボトムジーンズを引きずり、寺山修司バリのポックリを履いていたでゲス。
そんな風体でチョッパータイプの自転車(荷台にラジカセ)に乗っていたので、夜など、職務質問の嵐。
サバダバダー。
…すみません、陽気のせいと、takのあにぃの衝撃の過去を知ったので、ちょっとアッパラパーでゲス。

投稿: 下衆・ヘンドリックス | 2014/04/24 00:05

下衆・ヘンドリックス さん:

70年代の臭いがしすぎましたかね (^o^)

ただ「ポエム」という言葉は、まだまだ現役のようですよ。

日本人女性の多くは、中学生時代と 65歳を過ぎた時期に、妙にファンタジックになる傾向があるようです。

投稿: tak | 2014/04/24 00:45

> マンションポエム

ああ、そういえばっ確かにっ。てなイイトコロ突いたカテゴライズですね。電車の中吊りや、新聞の折込なんかで気になっていていたけれど、みたいな。
そういえば、70-80年代のLPの帯についていた妙に存在感あるリリカルでとらえどころのなすコピーも気になります。さながらこちらは「レコードポエム」でしょうか。


投稿: まこりん | 2014/04/24 22:13

まこりん さん:

レコードポエム、是非コレクションしてみてください (^o^)

投稿: tak | 2014/04/25 08:50

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