Retina ディスプレイは、期待以上に目に優しいかもしれない
今年の 1月に、晴れて Mac ユーザーになったのは、既にお知らせした通りである。購入したのは MacBook Pro の 15インチ Retina ディスプレイモデル。Retina ディスプレイにこだわったのは、目に優しい画面表示が金には変えられないと思ったからだ。
実際に店頭で MacBook Pro 同士を見比べても、従来のディスプレイを見るときは、目のピントを合わせる水晶体の筋肉(「毛様体筋」というんだそうだ)が緊張するのを感じるが、Retina ディスプレイをみるときはリラックスできる。長時間の作業をしたら、目の疲労にかなりの違いが出るはずだ。
で、話は変わるが、2〜3ヶ月ぐらい前からメガネが合わなくなったようで、「また老眼が進んでしまったのか」と思っていた。とくに街を歩いたり車の運転をしたりしている時に、遠くの景色に目の焦点が合わせにくくて、目が疲れるのである。
いつもの眼鏡屋に行って検査してもらうと、「遠視の度が 2段階軽くなっているので、今のレンズで遠くを見ると、目が疲れるのでしょう」などと、意外なことを言われた。なんと、「老眼が進んだ」のではなく、「軽くなっている」というのである。さらに言ってしまえば、「目が若返った」というわけだ。
眼鏡屋のスタッフは「年齢から来る遠視が軽くなるなんて、あまり聞いたことはないんですがね。少なくとも私は初めてです」と言う。そんなことを言われると、ますます嬉しくなってしまうじゃないか。
私の目が「若返った」要因は、どう考えても「PC のディスプレイが Retina に変わったこと」の他に思い当たらないのである。それ以外には、私の生活に目立った変化がないのだから。
実感としても、前に使っていたディスプレイに向かって仕事をしていた頃はやたらと目が疲れたが、最近はそうでもない。上述の通り、目の疲れを感じるのは、PC に向かっている以外の、遠くを見ている時なのである。
「目に優しいから」という理由で買った Retina ディスプレイモデルだが、私の期待以上の効果があったのかもしれない。やはり画面の見やすさというのは、金に変えられない価値がある。
Retina ディスプレイに高い金を払い、そのおかげで眼が若返ってしまったために、レンズを作り直すのにさらに金がかかる。二重の出費ではあるが、心情的には惜しくない。人間とは勝手な生き物である。
というわけで、Retina ディスプレイはオススメと言わせていただこうと思うのである。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- アヤシいメールには、くれぐれもご注意(2025.01.24)
- 「AI ブリタニカ」が脚光を浴びてるんだそうだが(2025.01.09)
- 「スタバで Mac ドヤァ」が「絶滅危惧種」って?(2025.01.06)
- ”Facebook” は既に ”Fakebook” になってしまった(2024.12.27)
コメント
Retinaに私の財布が撃沈されました。
初めまして! 吉澤と申します。 貴殿のRetinaのご感想を拝見して全く同感ですね! 以前は長い時間PC作業をすると頭痛がに悩まされたり、帰りの運転の時にも、眼鏡屋に支払ったお金の事も、本当に悩みの地獄でした。
これらの地獄から私を救ったのがRetinaでした。
以前はPC作業で目が疲れると元に戻るまで長い時間が必要でした。
色んな説明がありますが何故目が疲れないのかは今でも私を納得させるものであるか否かは関係なく、確かなのは目が疲れない事だけが現実であります。
理系に無知な私には高いお金をメガネに使う対策以外は選択の余地がありませんでした。
Retinaは家族を養う私に最高の幸運をくれました。
Retina
を考案、発明した方に心から感謝を込めて・・・・・・・
長文失礼しました。
吉澤幸男
投稿: 吉澤幸男 | 2018年1月 8日 01:46
吉澤幸男 さん:
Retina ディスプレイで救われている人は少なくないんですね。やはりこの部分に金を惜しんではいけません (^o^)
投稿: tak | 2018年1月 8日 13:52