蝉の鳴き声と夜蝉の動向
この夏は近所でうるさいほど蝉が鳴いている。私のもう一つのブログ「和歌ログ」はこういう花鳥風月的な話をよく記録しているので、試しに検索したら、今年は 6月 27日に蝉の初鳴きを聞いている(参照)。この辺りとしては、早いほうだろう。
さらに調べてみると、当ブログの昨年の 8月 1日の「セミの声」という記事で、「セミがよく鳴くか鳴かないかというのは、どうやら地域差が大きいらしい」という話に続けて次のように書いている。
この一昨年の夏にしても、我が家の周囲ではよくセミが鳴いていたが、昨年の夏は鳴き始めるのがとても遅かった。ところが他の地域の人に聞くと、「よく鳴いてるよ」と言うのである。ローカルな感覚だけでは、全体は推し量れない。
ちなみに、今年の我が家周辺は、セミがよく鳴いている。もしかして、これって我が家の梅の木の実のなり具合と同様に、1年おきなのかしらん。長期的に記録していないので、よくわからないけど。
ここ 2〜3年、我が家の周囲では蝉の鳴き始めるのがやたらとおそかったような印象があるが、改めて自分の書いた文章を調べ直すと、それは一昨年(平成24年)に限ったことだったとわかる。すると、この年の印象がやたらと強かったもののようだ。どうやら、一年おきというわけでもないらしい。
ところで、「夜蝉」という言葉があって、私としては自分の造語だと思っている。別にそうでなくても構わないのだが、ちょっと前まではこの言葉でググっても、私のページ以外は 1件もヒットしなかったので、そう思っているだけだ。
ちなみにこの言葉は、今でも一般的には認知されていない。試しに「よぜみ」と入力して変換してみるといい。「代ゼミ」しか候補がないから。
ところが近頃は夜に鳴く蝉もそんなに珍しいものでもなくなったようで、ググると何件もヒットするようになった。街灯やネオンなどの夜間照明が増えたせいで、本来は昼しか活動しないはずの蝉が、暗くなっても鳴くようになったようなのだろう。
ところが今年、我が家の周囲では、日のある内はガンガン鳴いても、夜になるとぴたりと鳴き止むのである。ネオンやことさらな夜間照明が減ったのだろうか。もしそうだとしたら、いいことである。省エネの視点でも、静かに眠れるという点でも。
【8月 5日 追記】
「我が家の周囲では、日のある内はガンガン鳴いても、夜になるとぴたりと鳴き止む」と書いたが、昨夜ちょっと近所に用があって出向いたところ、夜の 9時半頃になっても盛んに「ジジッ、ジジッ」と鳴いていた。夜になって蝉がおとなしくなるのは、我が家やの周辺だけとわかった。
「セミがよく鳴くか鳴かないかというのは、どうやら地域差が大きいらしい」というのは、夜蝉に関しても同様のようなのである。
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コメント
季節のご報告。
岐阜県多治見市、本日ツクツクボウシの鳴き声を確認しました。
この2年間(東京在住時)のことはわかりませんが、晴れて実家に戻ったためご報告申し上げました。
いつもなら、クマゼミが終息したあとツクツクボウシの勢力となっていたと思います。
今年はクマゼミ鳴いているうちに、ツクツクボウシが鳴き始めました。
ツクツクボウシが一週間早い気がします。
以上で〜す。
投稿: 乙痴庵 | 2014年8月 8日 12:06
乙痴庵 さん:
そちらもツクツクホウシ、早いですか。
一気に秋が来たりして (^o^)
投稿: tak | 2014年8月 9日 00:37