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2014年8月 4日

「マックス・コーヒー」 を生まれて初めて飲んでみた

Img_9498 「マックス・コーヒー」というものを、還暦過ぎにして、生まれて初めて飲んだ。

このコーヒー、一部では 「チバラキ・コーヒー」として知られており、最近までは千葉県と茨城県のみの限定販売だった。現在は全国販売されているらしいが、やはり東京や神奈川などの自動販売機ではなかなかお目にかかれない。

どんなコーヒーかというと、とにかく「激甘」というのである。私は普段でもコーヒーはブラックで飲む人だし、フツーの缶コーヒー、あるいは 「微糖」 と表示されたものでも甘すぎて閉口する体質である(参照)。だから茨城に引っ越してきて 32年以上経つというのに、今日の今日まで恐ろしくて指を触れることすらできなかったのだ。

ところが、昨日某所で早朝から行われた共同の草刈り作業に参加し、一段落したところで、このマックス・コーヒーというものが一同に振る舞われたのだ。さすが茨城県である。手にした時は、「うわぁ、とんでもないものをもらっちゃったわ!」と驚いたものの、捨てるのももったいない気がして、つい自宅に持ち帰って、冷蔵庫に入れてしまったのである。

Img_94999そして今朝、自宅の庭の片付けをして汗をかき、何か冷たいものでも飲もうと冷蔵庫を開けたところ、このマックス・コーヒーが鎮座ましましていたのである。この時、私の「物好き心」が、ふと頭をもたげた。

生まれた時から茨城に住んでいるネイティブの連中が、「わが心のコーヒー」とし、異常なほどの入れ込みをみせる(だから、ジョージア・コーヒーの傘下になんかなってしまったのかも) マックス・コーヒーの味がどんなものか、一度試してみようと思ってしまったのである。

おそるおそるプルトップを開け、口に含んでみると、うむ、確かに甘い。だがそれほど異常なほどの甘さではない。幼い頃に飲んだことのある瓶入りの「コーヒー牛乳」をさらにもう少し甘くした程度の味である。これならまったく飲めないこともない。もしかしたら、朝から一汗流した後なので、体がガテン系に傾いていたのかもしれない。

ただ、飲み終えてみると口の中が妙に甘ったるくねばつく気がして、ついうがいをしてしまった。やはり、二度と飲むことはないだろうと思ったのである。そもそも缶コーヒーというものを飲む習慣が皆無なので、死ぬまでにもう一度これを飲む確率は、限りなくゼロに近い。

【同日 追記】
そういえば、「マックス・コーヒーを常温で飲むのが好き」というやつがいた。

今年 2月に「ホットミルクはなぜ甘いのか」で書いたように、人間の舌は、冷たいものを口にすると甘さを感じにくいという。ということは、マックス・コーヒーを常温で飲んだら、それはもう、もだえるほどに甘いのだろう。

冷やして飲んでよかった。

 

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コメント

 “二度と飲むまい”と書かれると、飲んでみたくなるのが私の性分。
ついに Max coffee を発見したので飲んでみた。

コーヒーの風味がほとんどしない。確かに甘い、極度に疲れている時には脳がちょっと喜ぶかもしれない。
明治のコーヒー牛乳のほうが、まだコーヒーの風味がある。

こういう飲料を好む人たちの市場を発掘して商売を成立させているコカ・コーラ社はエライと思った。

投稿: ハマッコー | 2014年8月13日 23:45

ハマッコー さん:

Wikipedia で調べてみると、次のようにあり、ちょっと笑いました。

>日本での飲料市場での缶コーヒーの伸張と製品開発を求めるボトラーに対して、米国コカ・コーラ本社はコーヒーを缶容器で飲むこと自体が理解できなかったことや自社の炭酸飲料との競合を恐れたため消極的であった。そのため当時有力ボトラーであった利根コカ・コーラが独自ブランドを立ち上げて発売したいきさつを持つ。

実は私も、コーヒーを缶容器で飲むこと自体が理解できないクチです ^^;)

投稿: tak | 2014年8月15日 02:50

tak-shonaiさん
ごきげんよう~おはようございます~
私は喉がかわいて何か飲みたいとき
すてきな喫茶店がなかったら絶対に何も飲みません。
がまんだけです。
それに自動販売機で買うのはいやなのですが
いよいよ仕方なく買う場合は
中身を考慮するのでなく、
かっこいいデザインの缶を探すのです。
ほんとうにばか者ですね。
はははははは・・

投稿: tokiko6565 | 2014年8月15日 11:18

tokiko さん:

缶のデザインで選ぶのは、案外正解かもしれませんよ。
力の入った商品は、パッケージ・デザインにもこだわりますから。

投稿: tak | 2014年8月15日 11:58

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