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2014年9月26日

「パクリ」 はほとんど常習犯であることを巡る冒険

「パクツイ」 という言葉があることを初めて知った。「他のユーザーが Twitter に投稿した写真や投稿内容を、あたかも自分のもののように再投稿する行為」で、「パクリツイート」の省略形なんだそうだ。いわゆる "RT" (リツィート) とは違う。

これがなんで急に問題になっているかというと、ITmedia がある tweet を「パクツイ」と知らずに自分のサイトの記事でまともに紹介してしまい、思わぬ騒動になったのがきっかけらしい。

ことの顛末は、「【どうしてこうなった】 パクツイを勝手に転載許可してねとらぼがとばっちり」という Togetter の記事をみるとわかる。あの iPhone のしっかりとしたコンパクトな箱が、お弁当箱に使われてしまっているという写真付きの tweet で、パクりでさえなければ、なかなかの傑作といっていいぐらいのものだ。

ITmedia はそのパクツイの投稿者に記事を掲載してよいか確認を取り、その投稿者が OK したために記事にしてしまったのだが、当然ながらバレてしまい、その記事は削除されて、今はお詫びのテキストが掲載されている。(参照

インターネットの世界では 「パクリ」 という行為が後を絶たないようで、かくいう私も過去に記事を盗用されたことが何度かある(参照 1参照 2参照 3)。そして、その経験から、「パクリはほとんど常習犯である」という記事も書いており、その中で、次のように述べている。

パクリ記事を 1本発見したら、そのブロガーの他の記事の中から任意の 1行ぐらいをコピーし、それをキーワードにしてググってみるといい。たいていすぐに、パクリの元記事が検索される。

実際、私の記事をパクったブロガーの記事は、ほとんどすべてが「パクリ」だった。「よくまあ、やるよ」というぐらい、他のブログやウェブページの記事を、ちょっと「てにをは」を変えるか、「だ、である」を「です、ます」に変えるかして、自分の記事にしてしまっていたのである。

それを指摘すると、「とてもいい記事だったので、つい転載させていただきました」なんて言い訳をするのが、お約束だ。しかし転載元を明らかにせずにあたかも自分のオリジナルであるかのような体裁で記事を書くことを、「パクリ」というのである。

「パクリ」をする人というのは、他人のテキスト、あるいは画像を使って注目され、「ちょっといい気持ち」になりたいみたいなのである。いずれはバレることなのだが、そんなことには無頓着という特徴もある。

私は彼らが「虚言癖」の人間と共通した特徴をもっていると思う。世の中には 「あいつの言うことには、絶対に乗っちゃいけないよ」と言われるような人物が存在し、ガセネタを垂れ流して一種の「快楽」を得ているようなのだ。それについては、「虚言癖のオジサン」という記事にしている。

そしてさらに、こうした傾向は「サイコパス」にもつながるんじゃないかと、私は思っている。私の記事をパクった連中は、少しは良心というものがあるらしく、一応わびを入れてきたが、サイコパスになると「逆ギレ」する。

ちなみに今回騒動になったパクツイの主は、「パクツイして何が悪いんだよ、お前らだってしてるだろ」と逆ギレしている。ここまでくると、もしかしたらサイコパスに近いかもしれない。

 

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