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2014年10月 7日

コンデジでお月様を撮るための、馬鹿馬鹿しいほど簡単な方法

先月 8日の中秋の名月は、関東は曇っていて見えなかったが、翌日のスーパームーンは写真に撮ることができた。さらに昨日の十三夜月もしっかり取ることができたので、2つ並べて紹介しておこう。

Moons

左が先月のスーパームーン、右が昨日の十三夜月である。手持ちのコンパクト・デジカメ (コンデジ) で、それなりにきれいに撮ることができた。下の写真は 10年前の中秋の名月だが、ただ白い環が光っているだけだ。写真として雲泥の差がある。

Moon

これだけ差が出た理由は、コンデジのズーム性能が飛躍的にアップしたということもあるが、それだけではない。単にズームを一杯に効かせて撮ったのでは、大きな白い環が光っている写真になるだけである。月の模様まで綺麗に撮るには、それなりの方法がある。

ウェブで「コンデジ/月の写真/撮り方」 なんていうキーワードでググると、マニュアルモードにして、露出をどうこう設定して云々…… とやたら面倒くさい解説のページがいくらでも見つかる。しかし素人としては、そんなのを読んでもさっぱりわからん。もたもたしてる間に、月が雲に隠れてしまう。

最近になって偶然発見したやり方は、もっとずっと簡単で手っ取り早い。馬鹿馬鹿しくて泣けるほど簡単である。難しいマニュアル設定なんて、全然必要ない。本当に誰でもすぐに撮れるはずだ。

とはいっても、一応のハード面の条件はある。それはただ一つ。「できるだけズーム性能の高いカメラを使う」ということだけだ。やはりズームが効かなきゃ、話にならないのである。できれば光学 10倍以上あるといいだろうが、これはとくに高いハードルじゃない。今どきは家電量販店に行けば、多分 4万円以下、うまくいけば 2万円台で買えるはずだ。

そしてコツもただ 1つ。それは、「ストロボが光る設定にする」ということだ。「強制発光」なら間違いないが、「自動」でも、夜なのだから多分光ってくれるだろう。あとはズームを効かせて、手ぶれしないように慎重にシャッターを切るだけである。満月だったら、多分三脚もいらないだろう。

理屈を説明すると、ストロボを効かせた場合、コンデジはいわば「余計なお世話」で、「ストロボで明るくなるんだから、露出はずっと控えめ (あるいはシャッタースピードはずっと速め)でいいよね」と、判断してくれる。

しかし、たかがコンデジのストロボの光がお月様まで届くはずはないから、結果としてはマニュアル・モードで露出を低く抑えるのと同じことになり、被写体が白い環のように飛んでしまうことなく、きちんと模様まで映るのだ。

これが、コンデジでお月様を撮る最も簡単な方法である。これより簡単な方法は思いつかない。私はずっと、「月を撮るのにストロボ光らせても無駄だから」と、わざわざ「発光禁止」 モードで撮ってきたのだが、それがそもそもの間違いの元だったのだ。

ちなみに私のカメラは、Nikon の COOLPIX S9700 で、他のカメラで試したわけじゃないから、どんなカメラでも必ず成功するとは請け負えないが、多分大丈夫だろうと思う。

 

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