宿題代行に頼むより、自分でやる方がお得でしょ
ちょっとお茶を飲みに階下に降りると、娘が「宿題代行サービス」なんてものを取り上げているテレビ番組をみていた。子供の宿題代行がビジネスになっているというのである。それに対して、あの尾木ママが大反対していて、一方では現役東大生だかが、「宿題なんて受験勉強の邪魔になるだけだから、代行してもらうのもあり」なんていう意見を吐いていた。
勉強のできない子が宿題を代行してもらったら、勉強にならなくてますます成績が落ちるだろうが、高度な受験勉強をしている「できる子」が、単なる「腕の運動」みたいな宿題をこなすのは時間の無駄だというのである。ふぅむ、なるほど、そんな考え方もあるのかね。
しかし、絵日記 1ページの代行サービスに、親に 3000円も払ってもらうぐらいなら、そんなもの自分でささっと仕上げてしまって、親が宿題代行に支払うつもりだった金額の半分ぐらいでもお小遣いとしてもらう方が、ずっといいだろうになあ。
そもそも、高度な受験勉強をしているような「できる子」は、いわゆるフツーの宿題なんて、あっという間にちょいちょいっとできてしまうはずなのである。そのくらいは、ちょっとした気分転換だ。それでちょっとしたお小遣い稼ぎができるなら、こんなおいしい話はなかろう。
そんなふうに思えない程度の頭のできだったら、実はその子にとっては「高度な受験勉強」が重荷なのである。ちょっとした気分転換にすればいい程度の負荷が「時間の無駄」と思われるほどのストレスになるというなら、それはどちらかといえば「お恥ずかしい話」である。その程度の器で、生意気を言うもんじゃない。
自慢じゃないが、私は夏休みの宿題なんて、1学期の終業式に、家に帰る前に学校で半分以上仕上げてしまい、あとは 2〜3日で余裕でほとんど完成させていた。ちょっと気分転換のつもりでやれば、ささっとできちゃうんだから、しかたながない。
残るは自由研究、読書感想文、絵日記だが、それはそれ、テキトーに仕上げて、夏休みの間、ほとんど遊び呆けていたものだ。夏休みは遊び呆けるためにあると思っていたからね。
ちなみに夏休みの宿題の不人気ワースト 3は、上述の自由研究、読書感想文、 絵日記だそうだ。これに関する批判は、2006年 8月 8日の記事に(参照)、読書感想文の傾向と対策はその 3日後の 11日の記事(参照)に書いてある。きちんと考察すればほんのこれしきのことに、金を払って代行してもらうほどの価値があるとは思われない。
読書感想文の傾向と対策は、現実的にかなり役に立つからオススメである。受験生諸君が自分でやれば、記述式試験の対策にもなると思うしね。
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