「今年の漢字」って、結局何なんだ?
近頃毎年発表される「今年の漢字」、2014年は「税」という漢字なんだそうだ。あんまり「まんま」すぎて、「夏とかけて何と解く?」とふられたお馬鹿なアイドルタレントが、つい「暑いと解きます」なんて言っちゃった時みたいな、何とも言えない脱力感を覚えてしまう。
そもそもこの企画の主催者は日本漢字能力検定協会だが、この団体が独自の視点で選出するというわけではなく、全国ベースで公募を行い、最も応募数の多かった漢字一字を、まんま発表するということのようなのだ。道理でね、毎年のように発表される漢字を見ても、あまりウィットは感じられない。
ちなみに今年の 2位以下 10位までは順に「熱」「嘘」「災」「雪」「泣」「噴」「増」「偽」「妖」 だったそうだ。うぅむ、どれもぐっとくるものがない。「だからどうした?」と言いたくなるようのばかりだ。
こんなことを言ってしまっては身も蓋もないことになりそうだが、そもそも現代の世相を漢字一文字で表現しようとする試み自体に、ちょっと無理があるのかもしれない。
日本漢字能力検定協会としては、このイベントにはお金に換算したら大変な額になるほどの宣伝効果があって、結果的に漢字検定受験料で潤うということになるのだろう。しかし結局のところ、我々にとってはあまり意味のあることとも思われないのだよね。悪いけど。
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