「セルカ棒」って、知ってた?
韓国では「自撮り棒」「セルカ棒」というのが大流行なんだそうだ。何かというと棒の先にスマホを固定して自撮りするためのもので、要するに「自撮り棒」という名前のまんまだが、「セルカ棒」というのは、韓国語で「自撮り」のことを「セルフ」と「カメラ」を合わせて「セルカ」ということから来ているらしい。
上の画像は、Amazon で使われていた通販用宣材の中からの転載だが、正直言ってかなりダサいよね。さらに「偽物・コピー品にご注意ください」という但し書きが泣かせる。まあ、それだけ多種多様な「自撮り棒」が市場に溢れているのだろう。
多分かなり大げさな表現なんだろうが、一説には韓国でこれを持ってない女の子はいないんじゃないかといわれるぐらいの勢いなのだそうで、本当にあちこちで、この棒をもって自撮りしたり、数人で記念スナップを撮っている光景が見られるらしい。
なんでこんなものが流行るのかと深読みすると、彼の国では、周囲の人に「シャッター押してください」なんて頼みにくいのかもしれない。儒教的規範が強いから、目上の人には頼めないだろうし、若い子に頼んだら、下手するとそのままスマホ持って逃げられちゃうなんて心配もある。
日本だと、居合わせたオジサンが気軽にシャッター押してくれたりするから、楽だよね。それに、日本の街頭でこんなもの使って自撮りするなんて、何をするにもマイペースの私でも、かなりこっ恥ずかしい。韓国人は表現がストレートだから、そんなことは全然気にしないのかもしれないけどね。
ただ、意外な問題が出ている。Bluetooth を使ったセルカ棒を、韓国政府が 電波法違反として取り締まる方針を示しているのだ。セルカ棒の発する電波が、周囲の電子機器に影響を与えかねないというのである。これについては「そんな被害事例は 1件もない」として、過剰規制と反発されているというのだが(参照)。
個人的には、旅行先での単純な記念写真(訪問の証拠写真?)だったら、スマホを持った手を伸ばして撮ればいいし、しっかり写したかったら三脚を使えばいいだけのことと思う。私自身はどこを訪問しても、自撮りするなんていう発想はまったくないんだけどね。
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