「パチンコ・パチスロ」 という別世界
先月 29日の当ブログで、"「適度な運動」の「適度」がどのくらいなのか研究で判明" という Gigazine の記事を紹介した。要するに、「ごく軽めの運動でも、しないよりはする方が長生きできる傾向があり、運動のしすぎが体に悪いということはない」ということだった。とはいえ、「いくら長時間やっても、その効果はあまり代わり映えしない」ということでもある。
で、今度はパチンコ・パチスロのお話である。なんでそんなことになるのかというと、先日の新聞の折り込み広告に某パチンコ店のチラシが入っていて、そのキャッチフレーズが 「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです」 というものだったからだ。
パチンコ・パチスロの「適度」って、一体どのくらいなんだろう。昔のタバコのパッケージに「健康のため、吸い過ぎに注意しましょう」なんて表示があったが、あれと似ている。あんまり大した意味はないけど、まあ、雰囲気のものだから、一応書いておきましょうということなのだろうか。
ただ、単なる警告表示にしては文字が大きすぎる。こんなことを大々的に訴求することが、昨今のパチンコ業界では何らかのメリットにつながることなのだろうか。さらにその下に表示されている「のめり込みに注意しましょう」に至っては、想像もつかない奥深さである。
私はパチンコというのは、40年ぐらい前に何度かやったことはあるが、最近のパチンコとなると、全然馴染みがない。なにしろ昔の呑気なのとは違って、まったく別の遊びみたいなことになっているらしい。さらに 「パチスロ」 となると、「パチンコ・スロットマシン」の省略形なのかなあと思うばかりで、それがどんなものなのだか、見当もつかない。
さらに、パチンコ・ファンにこの写真のような「萌え絵」がアピールするだなんて、ちっとも知らなかった。パチンコといえば『軍艦マーチ』の世界だと思っていたのだが、それはまったく前世紀のイメージらしい。そこまではわかったが、それでもパチンコ屋に出入りするオッサンと萌え絵がどうリンクするのか、全然しっくりこない。
どうやら、現代社会には私が思いもよらない別世界があるようなのである。
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コメント
この場合の萌え絵は、条件反射を引き起こすシンボルです。
昨今のパチンコは、大当たりの前にキャラクターが出てきて大当たりの予告をするので、キャラクターが出る→当たる→嬉しい が、キャラクターが出る→嬉しい になり、最終的にキャラクターの絵を見ただけで涎を流す犬になります。
ここまで来ちゃうと、もう適度には遊べないでしょうね・・・
投稿: kazuhiro | 2015年5月 4日 01:25
kazuhiro さん:
そうだったんですか。
それを聞いて、世界が一つ広がったような気がします。
まことにまことに、ありがとうございました。
投稿: tak | 2015年5月 4日 12:38
「どうやら、現代社会には私が思いもよらない別世界があるようなのである。」
パチンコパチスロと全然関係がないのですが、
tak さんのこの一行で、すぐ思いついたのがNHKの「0655」「2355」の番組でやってる歌、
「すばらしき哉、世界」。私、大好きです。
もうご存知かもですが、youtube にアップされていますので、
よろしかったらご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=KtKCGTF075E
投稿: さくら | 2015年5月 4日 18:04
さくら さん:
ヤバいです。
どんどん引き込まれてしまう!
投稿: tak | 2015年5月 5日 01:07
tak さん
「どんどん引き込まれてしまう!」という感想を頂いて
何だか、ものすごく嬉しいです。
リズムが良くて、めげてる時も、元気が出てくるんです。
投稿: さくら | 2015年5月 5日 20:24
さくら さん:
これはお気に入りに入れておきたくなるものですね。
投稿: tak | 2015年5月 5日 21:37