ブレーキとアクセルの踏み間違い事故を避けるために
ブレーキとアクセルを踏み間違えたことによる交通事故が、時々ニュースになる。先日のニュースなどは、火葬場に向かう遺体を見送る列に、ブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまった僧侶の車が突っ込んでしまったというもの(参照)で、新たな死人が出ないで済んだだけ不幸中の幸いだった。
だいぶ前の話だが、実家が新築したばかりの時に、80歳を過ぎた伯父(父の兄)が、やはりブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまい、物置の外壁をぶち破ってしまったことがあった。伯父は昔から車の運転には自信を持っていただけに、その現実に直面してえらく落胆していたのを思い出す。
ペダルの踏み間違いで事故につながるのは、やはりブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまった時である。アクセルと間違えてブレーキを踏んでも、それほど大変なことにはならない。元々アクセルはそんなに急に踏んづけるものではないから、間違えてブレーキを踏んでも、やんわり減速してしまうだけで済む。
それに比べると、急ブレーキを踏んだつもりでアクセルを踏んでしまうのは、悲劇になりやすい。停まると思っているのに加速してしまうのだから、焦ってさらに強く踏んでしまったりする。そうなると、まさに突っ込んではならないところに突っ込んでしまい、事故につながってしまう。
私もそろそろ年だから、そんな間違いをしないように気をつけなければならない。ただ、ヒューマン・エラーというのは避けられないものだから、不幸にして万が一ペダルを踏み間違えた時でも、決して強く踏んでしまわないような状態を維持するのが望ましい。つまり、「急ブレーキ」が必要になるような運転をしなければいいのだ。
要するに、普段から安全運転を心がけるということである。あんまり当たり前すぎる結論で拍子抜けするほどだが、大切なことというのは、たいてい当たり前のことなのである。
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コメント
>つまり、「急ブレーキ」 が必要になるような運転をしなければいいのだ。
私も怖いので、そのように運転しているつもりです。
ドライバー皆がその意識で運転したら、事故は激減すると思います。でも、現実は・・・。
一番腹立たしいのは、スピードに応じた車間距離を保って走っていると、必ずと言っていいほど前に割り込んでくる車がいることです。しかも直前に。どきっとして、急ブレーキを踏んだことも結構あります。割り込んだ車の方だって、自分が追突されるリスクがあるのに。
投稿: KRT | 2015年6月 8日 12:08
KRT さん:
安全に紙一重の車間距離を保つしかないですね。実は、危険紙一重でもあるんですが。
投稿: tak | 2015年6月 8日 22:06