軽自動車に対する偏見が、すっかりなくなった
実は最近、軽自動車に乗り換えた。前はエスティマ・ルシーダなんていう 1 box 型の大きなクルマに乗っていたこともあったが、子供たちが次々に独立して、今や夫婦 2人だけの生活になってしまったので、どんどん小さなクルマに乗り換えつつあった。そしてついに軽自動車である。
この夏までは、スズキのスウィフトという、排気量 1200cc のクルマに乗っていた。これはなかなかいいクルマで、きびきびとよく走ってくれた。そしてついに乗りつぶす寸前で車検になったので、私としては同じクラスのクルマにしようと思っていたのである。
もとより私はクルマにはほとんどこだわりを持っていない。ちゃんと動いて曲がって止まればいいと思っている。その上で燃費がよければいうことはない。ただ正直言って、軽自動車には偏見があった。
パワーがなくて、80km/h のスピードに達するにも時間がかかるし、エンジン音もうるさい。乗り心地も悪く、運転していて疲れてしまう。そう思っていたのだが、娘が「お父さん、今の軽自動車は優秀だよ。上のクラスに見劣りしないよ」と、熱心に薦めるのである。それで試乗してみたら、確かに合格点の出せる乗り心地なのだ。
というわけで、軽自動車の中でも燃費の良さでは定評があるという、ダイハツのミライースというクルマにした。乗り始めてみると、乗り心地が悪くないだけでなく、車体が小さいので取り回しが楽で、なかなか快適である。その上、燃費がものすごくいい。
今日は水戸の近くまで行ったのだが、夜遅くなったので、信号が少なく、車の通りも少ない一般道を走って帰ってきた。そしてメーターのボタンをちょんちょんと押して「平均燃費」を表示させてみると、なんと、29.3km/ℓ を叩き出しているではないか。
これはすごい。ミライースというクルマは 「エコアイドル」 という機能が付いていて、信号などで停止している間は自動的にエンジンがストップし、発進する時に自動的に再始動する。これでかなり燃費を向上させているのだが、それでもせいぜい 25km/ℓ ぐらいのものだろうと思っていた。もう少し頑張れば 30km/ℓ も狙えそうなほどの超エコ車とまでは思っていなかった。
最近まで乗っていた スウィフトは、平均燃費が 14.5km/ℓ ぐらいだったので、同じ量のガソリンでほぼ倍の距離を走れるということになる。ということは、同じ距離を走って排出する CO2 は、半分に減少させているということだ。これはありがたい。ベストセラー・ハイブリッド車のプリウスの実燃費はせいぜい 25km/ℓ に届くか届かないかという程度らしいから、こっちの方がずっといい。
というわけで、私の軽自動車に対する偏見は、すっかりなくなってしまったのであった。
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コメント
私もこの夏から軽自動車を通勤に使うようになりました。
軽と言っても、ホンダS660というマニアックな
軽ですけど。
15年間三菱FTOに乗っていたので
その間に大きくいろんな装備が進歩していたことに
驚きました。キー差し込まなくてもエンジン始動するし
エンジン切れば勝手にルームランプがつくし
シートベルトしてないと叱られるし
さすがに6速MTの
実用燃費は16㎞/ℓくらいなのであまりよくないですけど
そういうクルマなので仕方ありませんね
ミライースはさすがですね
投稿: 江草乗 | 2015年9月 3日 06:29
江草乗 さん:
そのタイプで、1200cc ぐらいのエンジンだったら、燃費は 10㎞/ℓ そこそこでしょうかね。
その意味では、それなりにエコといえるんでしょうね。
私のミライースの 「平均燃費」 は、給油の度にトリップメーターをリセットする (通算の走行距離はそのまま) と、平均燃費もリセットされる仕組みで、この記事を書いたのが、とても条件のいいケースの燃費が出ていたようです。
その後、だんだん表示も落ちてきて、今は大体 25㎞/ℓ に落ち着いています。
それでも、十分にいい燃費ですね。
投稿: tak | 2015年9月 3日 17:20