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2015年8月22日

「ソウル・バイク」 もいいけどね

一昨日の自転車に関する記事で、きっしーさんが付けてくれたコメントに 「Go for a spin というのは自転車で出かけることだと思ってたら、今どきだと『ジムに行って stationary bike で汗をかく』と言う意味だそうです」という件がある。

Stationary bike というのは、あの室内でペダルをこぐための、文字通り「動かない自転車」のことだ。これ、初めて耳で聞いた時は「文房具の自転車」なんていうのかと思ったが、文房具は綴りが "stationery" だから、音は同じでもエラい違いである。

この stationary bike というのが今、米国でどえらい人気なのだそうで、とくに "Soul Cycle" というのが注目株なのだそうだ。東洋経済が "米国で中毒者続出 「ソウルサイクル」 って何?" という記事で、それを経済的視点から伝えているほどだ。

この Soul Cycle のレッスンは 1回 45分間で、ニューヨークのクラスだと料金は 35ドル (回数券割引だと 28ドルぐらい) なのだそうだ。結構な値段だが、とても効率的なエクササイズができるプログラムが魅力らしい。東洋経済はそのあたりを次のように伝えている。

もちろん、ソウルサイクルの熱烈なファンであれば、そこらのフィットネスクラブで受けられるバイクエクササイズのレッスンとはわけが違うと言うはずだ。ムード満点の照明に、バイクマシンを調整してくれる何人ものスタッフ、エクササイズの動きとぴったりリズムが合った音楽。そしてエクササイズは自己陶冶への道だと説く、カリスマ性あふれるインストラクターたち——。

というわけで、しっかりと調整されたバイクにまたがり、カリスマインストラクターの指導で、音楽に乗ってノリノリでこぎまくるうちに、集団的効果もあってあっという間にカロリー消費ができてしまうもののようなのである。

でも、これって、屋外で実際に自転車に乗るのとは、似て非なる行為だと思うのだよね。私としては同じ時間を使うならば、個人的に、あるいは気の合う数人の仲間とともに、自然の風に吹かれながらペダルを漕ぐことを選択する。その方が、単なるエクササイズ以上のものを得られると思うから。

 

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コメント

う~ん、飴理科、病んでますな(笑)。
どこへも行けない自転車なら、あたくしはいりません(笑)。
ちなみにあたくしは、乗るときはいつも一人です。オフに自転車に乗ることは「サドル上の瞑想」ととらえてますので(爆)。

投稿: 萩原水水 | 2015年8月23日 09:10

萩原水水 さん:

>オフに自転車に乗ることは「サドル上の瞑想」ととらえてますので(爆)。

それ、本当によくわかります。私もソロがほとんどです。

投稿: tak | 2015年8月23日 20:12

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