猛暑とサメ
エルニーニョになっているのは確かなことらしいのだが、定説通りの冷夏には一向にならず、東京は昨日まで 1週間連続の猛暑日という、ちっとも嬉しくない新記録を樹立してしまったようだ。局所的に 40度越えを記録する暑さというよりも、九州から北海道まで日本中がおしなべて暑いという、分け隔てない猛暑が続いている。
あの東日本大震災から 2年間はエアコンのコンセントを抜きっぱなしだった私も、体調を崩してしまってはしょうがないと諦めて、この夏はおずおずとエアコンを使うようにしている。まあ、自宅の屋根に載せた太陽光発電パネルで作った電気なんだから、文句はないだろうということは、今月 2日の記事に書いた通りである。
ただ、いくら暑いとは言っても、ここつくばの里は周り中に田んぼがあり、我が家の裏には川が流れている。日が暮れてからしばらくは、相対的に湿度が上がるので、体感的にかえって蒸し暑くなるが、その時間帯を過ぎれば開け放した窓から少しは涼しい風が入ってくれるので、熱帯夜で眠れないなんてことは滅多にない。そのあたりはありがたいことである。
さしもの猛暑も少しは緩んで、今日は東京も猛暑日にならずに済むという見通しで (追記: この予報はあっさり外れて、今夏の最高気温を記録した)、週末は 32〜33度ぐらに落ち着くらしい。この気温で少しはホッとするというのも、30度を超えたら暑いと思っていた昔からすると、ちょっと悔しいみたいな話である。
そういえば、ここ茨城県の海水浴場で大型のメジロザメと見られるサメが確認され、遊泳禁止になったというニュースが流れた。テレビニュースの動画でみると、人間が泳いでいるごく近くに大きな魚影が見える (参照)。「おいおい、やばいぜ」と言いたくなるような映像である。
メジロザメはフツーは海の深いところにいるらしく、ビーチの浅いところまで近付くことはごくまれとされている。とくに茨城県の沿岸は寒流の親潮がなんかしているので、水が冷たく、サメが現れるようなところじゃないと思っていたので、ちょっとびっくりだ。
餌になる小さな魚の群れが茨城辺りの海岸にまで移動してきたのを、メジロザメが追ってきたのだとしたら、これもまた気候変動の結果といえるのかもしれない。米国でもサメの被害が増えているというし (参照)、地球規模でいろいろなことが起きている。
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