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2015年8月 1日

"ROCK IN JAPAN FESTIVAL" という名称を巡る冒険

今年も私の在住する茨城県のひたちなか市で、ROCK IN JAPAN FESTIVAL が始まった。我が家の娘も毎年行っていて、今年も行っているようだ。既に夏の大きなイベントとして定着していて、ラジオの交通情報は、朝から常磐高速道の下り線が混んでいると伝えていた。

ところでこのイベントの正式名称は上述の通り "ROCK IN JAPAN FESTIVAL" (全部大文字が正式らしい)となっているが、フツーは "ROCK IN JAPAN" と呼び慣わしているように思う。冒頭でリンクさせたこのイベントの公式サイトでも、"ROCK IN JAPAN FES. 2015" と、 "FESTIVAL" の部分は軽く扱われて、省略表記になっている。

我が家の娘も 「ロック・イン・ジャパンに行く」 とは言うが、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバルに行く」とはまず言わない。きちんと正式名称で言ったら、かんじゃいそうだし。

どうでもいいことかもしれないが、私は前から最後の "FESTIVAL" ってのは余計じゃないかなあと言ってきた。"ROCK IN JAPAN FESTIVAL" と言ってしまったら、直訳すると「日本祭の中のロック」 ということになってしまうよねと、ちょっとケチを付けているのである(参照)。主催者には申し訳ないけど。

しかし最近になって、「なるほど、この名称にはやむを得ない事情があったのかもしれないね」と、理解を示すようになった。私もずいぶん心が広くなったものである。

その「事情」というのは、多分商標登録に関するものだ。単なる "ROCK IN JAPAN" では、「日本のロック」 という意味合いの一般名称に過ぎず、商標として登録できなかったんじゃないかと推測するのである。それで仕方なく固有のイベントという意味を明確にするために、最後の "FESTIVAL" を加えたんじゃないかと思うのだ。

そう考えると、フツーにはみんな「ロック・イン・ジャパン」と呼び慣わして、「ロックイン・ジャパン・フェスティバル」とはあまり言わないという現象も理解できる。イベントの企画運営というのも、なかなか大変なのだね。この辺の理解というのも、私のいうところの「裏方感覚」と無関係じゃないと思っている。

 

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