"ROCK IN JAPAN FESTIVAL" という名称を巡る冒険
今年も私の在住する茨城県のひたちなか市で、ROCK IN JAPAN FESTIVAL が始まった。我が家の娘も毎年行っていて、今年も行っているようだ。既に夏の大きなイベントとして定着していて、ラジオの交通情報は、朝から常磐高速道の下り線が混んでいると伝えていた。
ところでこのイベントの正式名称は上述の通り "ROCK IN JAPAN FESTIVAL" (全部大文字が正式らしい)となっているが、フツーは "ROCK IN JAPAN" と呼び慣わしているように思う。冒頭でリンクさせたこのイベントの公式サイトでも、"ROCK IN JAPAN FES. 2015" と、 "FESTIVAL" の部分は軽く扱われて、省略表記になっている。
我が家の娘も 「ロック・イン・ジャパンに行く」 とは言うが、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバルに行く」とはまず言わない。きちんと正式名称で言ったら、かんじゃいそうだし。
どうでもいいことかもしれないが、私は前から最後の "FESTIVAL" ってのは余計じゃないかなあと言ってきた。"ROCK IN JAPAN FESTIVAL" と言ってしまったら、直訳すると「日本祭の中のロック」 ということになってしまうよねと、ちょっとケチを付けているのである(参照)。主催者には申し訳ないけど。
しかし最近になって、「なるほど、この名称にはやむを得ない事情があったのかもしれないね」と、理解を示すようになった。私もずいぶん心が広くなったものである。
その「事情」というのは、多分商標登録に関するものだ。単なる "ROCK IN JAPAN" では、「日本のロック」 という意味合いの一般名称に過ぎず、商標として登録できなかったんじゃないかと推測するのである。それで仕方なく固有のイベントという意味を明確にするために、最後の "FESTIVAL" を加えたんじゃないかと思うのだ。
そう考えると、フツーにはみんな「ロック・イン・ジャパン」と呼び慣わして、「ロックイン・ジャパン・フェスティバル」とはあまり言わないという現象も理解できる。イベントの企画運営というのも、なかなか大変なのだね。この辺の理解というのも、私のいうところの「裏方感覚」と無関係じゃないと思っている。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 年賀状の差出人名は表と表のどちらに書くか(2021.01.11)
- 「最初にきちんと結論を示す」ことの大切さ(2021.01.10)
- パジャマを着ることを巡る冒険(2021.01.08)
- 「牛賀状」というものには驚いた(2021.01.06)
- 差出人不明の年賀状(2021.01.04)
コメント