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2015年8月 4日

ツクツクホウシのフライング

昨日の朝方、ツクツクホウシの鳴き声を聞いた気がしていたのだが、それきり聞こえなくなった (参照)。あまりの暑さに、ツクツクホウシとしても「ちょっと早すぎたかな」と後悔しながら、どこかの木の葉陰でじっとしていたのかもしれない。

そして今朝、またしてもツクツクホウシはほんの短時間だけ鳴き、またおとなしくなってしまった。やはり昨日の朝の鳴き声は空耳ではなかったようだ。ただ、ツクツクホウシは夏の終わりに鳴くと相場が決まっているので、やはりこれはフライングみたいなものなのだろう。

昼過ぎになって聞こえるのは、アブラゼミのいかにも暑苦しい鳴き声だけである。夜になってコオロギらしき声がわずかに聞こえるが、虫の声の大合唱になるのはまだまだ先のことのようだ。

都会に暮らしている人には、こうした季節の移り変わりのサインはあまり意識されないかもしれないが、ありがたいことにつくば周辺はまだ自然が残っている。おかげで、ブログに書く季節の移り変わりが、少しは敏感に察知される。

それはともかく、エルニーニョなんて無関係といわんばかりの猛暑である。外は暑すぎて、人っ子一人歩いていない。私は今月中旬はお盆の時期だというのに、出張が続いて旅から旅への旅ガラスの身の上になる。体力を消耗しないように気をつけなければならない。

 

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コメント

季節の便りですね。

ウチも二日続けて、ツクツクボウシの鳴き声確認。
エルニーニョでもなんでも結構ですが、暑さが二週間前倒しか、二週間延長か…。

なんせ暑すぎて、日中はセミの鳴けない当地ですから。(先日39.9度Cのあっごだ)

投稿: 乙痴庵 | 2015年8月 4日 16:51

乙痴庵 さん:

今日 (5日)は、ツクツクホウシの鳴く時間がちょっとだけ伸びたような気がしました。

つくばの地の最高気温は、辛うじて猛暑日にならない 34℃ でしたが、明日は 35℃ になりそうです。ふぅ。

熊谷だの多治見だのというのは、夏は行きたくないところです ^^;)

投稿: tak | 2015年8月 5日 19:39

実は、ツクツクホウシは晩夏(暑さが緩み始めた頃)に鳴くわけではなく、地上に加えられる熱の累積量がある閾値に達した時点で鳴きはじめるものなのです。

ですから、平年並みの夏であれば、十分な熱が加えられるのが8月半ば過ぎくらいになるので「夏の終わりに鳴くもの」と思ってしまいがちですが、猛暑の夏の場合は、8月初めなどもっと早い段階で十分な熱が溜まってしまうので、猛暑の夏ほど早くから鳴きはじめるものなのです。ただし、実際に鳴いている時点であまりにも暑いのは苦手なので、鳴きはじめても止めてしまいます。

……以上、口からでまかせでした(笑)

投稿: 山辺響 | 2015年8月 6日 11:33

山辺響 さん:

途中までは、「そうだったのか、知らんかった!」 と、目からウロコの思いで読んでしまいましたよ ^^;)

座布団三枚差し上げます。

投稿: tak | 2015年8月 6日 14:11

このへんの換骨奪胎というか……(笑)

http://spotlight-media.jp/article/128442261855770199


でも、なんか、そういうのはありそうですね。

沖縄本島では桜前線は北から南へ降りてくるのですが(←本当)、なんでも、ある程度の日数「寒い時期」を経てからじゃないと桜は咲かない、だから多少なりとも早く気温が下がる北部の方が先に咲くのだ、という説明を聞いたことがあります。

もっとも、沖縄の桜はヒカンサクラなので、内地のソメイヨシノとは事情が違うとは思いますが。

投稿: 山辺響 | 2015年8月 7日 10:20

山辺響 さん:

もしかしたら、本当のことかもしれないと思ったりもしています。実際はツクツクホウシに聞かないとわかりませんが。

桜の開花に関しては、一定時間寒い空気にさらされなければならないというのを、気象予報士の森田正光さんのお話で聞いたことがあります。「休眠打破」というんだそうで、コンビニで売ってる眠気覚ましのドリンク剤のネーミングは、ここからきたんだなと思っている次第です。

投稿: tak | 2015年8月 7日 16:07

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