日本の若い連中、案外 PC スキルが低い
News Week の記事によると、「日本の学生のパソコンスキルは、先進国で最低レベル」なんだそうだ。どうもそんなような気がしていた。パソコン操作をいくら教えても全然覚えられない年寄り連中は「若い人たちなら感覚的に理解できるかもしれないが、私らはなかなか……」なんていうが、実はその割に、「若い人たち」も案外パソコンが使えないことに、私は薄々気付いていた。
内閣府が世界 7カ国の 10代の若者の情報機器に関する意識の調査によると、日本の 10代の若者の情報機器所有率は、携帯ゲーム機器だけは 53.9%とトップだが、他の携帯電話・スマホ、タブレット、ノートパソコン、デスクトップパソコンは、私が「えっ!」と驚くほど低く、軒並み 7カ国中最低である。
自分専用の PC(ノート、デスクトップ)をもたない割合は、日本が45.3%、韓国が19.9%、アメリカが11.4%、イギリスが9.2%、ドイツが6.7%、フランスが7.6%、スウェーデンが7.1%だという。日本だけが突出して高い。
私の意識としては、PC あるいはタブレットはもはや「必需品」だと思っているのだが、タブレットの所有率を足しても、ようやく 58.3%で、半分を超えた程度である。日本の高校卒業後の進学率(大学、短大、高専、専修学校を含む)は、2013年の段階で 71.8%というから、学生さんの中には今どき、手書きのレポート提出なんかしているのがいるんだろうか?
パソコン所持率が低いだけでなく、スキルもかなり低い。プレゼンや表計算ソフトを使いこなせる率は、調査した 45カ国中で断トツに低く、30%程度である。まあ、本当に必要になったら覚えられることではあるんだろうけど、ちょっとお寒い限りである。
私としては、中学生ぐらいになったらタブレットぐらいはガンガン使いこなしてもらいたいという気がするのだが、使いこなせる層と使えない層の落差がかなり大きいみたいなのだね。
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