タブレットと PC
Apple のティム・クック CEO は、「Mac と iPad の融合型製品には興味がない」と断言しているらしい(参照)。これは Microsoft を意識しての発言だろう。競合商品(とみられる)MS の Surface Book に関しては前にも 「タブレットであると同時にノートブックでもあろうとしているが、結局どちらにもなれていない。薄っぺらな製品だ」と酷評している(参照)。
Apple は結局、タブレットと PC を別のカテゴリーとして進化させたいのだろう。一つのマシンで両方の機能を持たせている Microsoft とは正反対の路線である。私としては、方向的には Apple の方が正しいと思う。
私は先月末にも書いた(参照)ように、iPad Pro を買うよりは、MacBook Air を買いたいと思っている。つまり私自身は iPad を使うべきユーザーではなく、それではこなしきれない専門領域に、ちょっとだけ踏み込んでしまっているユーザーなのだ。
しかしコンシューマー・ユーズに徹しているごくフツーのユーザーは、MacBook なんて買う必要がない。それよりも、画面が綺麗で使って楽しい iPad の方がずっとニーズに合っているだろう。
確かにこれら 2つのニーズに対応するには、何も 1つのマシンにまとめてしまう必要はなく、それぞれのマシンとして進化すればいい。逆に Microsoft は、結局のところタブレットを「お手軽な PC」にしてしまいたいのだろう。これは私からすると、「タブレットの意義をわかっていない」ことによる路線ということになる。
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