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2015年11月14日

いろいろいるからおもしろい

LGBT への差別撤廃を求める動きが、前よりはフツーに出てきた。その中で、LGBT に関する偏見を是正したいあまり、SNS などで「(LGBTである)私たちに対する世間の見方は誤っている!」という声高な主張も目立ってきている。

まあ、世間があまりにもステロタイプな偏見で見たがるので、LGBT である人たちはかなりフラストレイティブな状態に陥っているだろうから、そこから抜けだそうとしてつい主張しすぎたりするのも、わかるような気がする。しかしそれを言ったら、LGBT 以外にも職業や趣味などによってステロタイプな偏見で見られることにうんざりしている人は多い。昔は「文士は肺病病みの社会不適合者」という偏見があったしね。

私は性的マイノリティに関する偏見はほとんどもっていない。そもそも性的な自己認識は 10人いれば 10通り(あるいはそれ以上)あると思っているから、「こうでなければならない」なんていう意識とは無縁である。

そもそも「男らしい男」であろうとしてマチョを気取っている男よりも、多少なよっとしている男の方が付き合いやすい気がしているほどだ。

「男らしい男」であろうとしてマチョを気取っている男が苦手なのは、彼らの多く(全てではない)が 「男は男らしくあらねばならぬ」という価値感に縛られているからである。個人的に「男らしい男」でいてくれる分には全然構わないが、他人にまでその価値感を押し付ける傾向にはうんざりしてしまうのだ。

煎じ詰めると、「自分はまとも」と思っている人の多くは、「他人もそうでなければならない」と思っている。セクシャリティの分野では、それがことさら顕著だ。「自分はまとも」であっても「いろいろいるからおもしろいよね」と思ってくれさえすれば多くの問題は解決するのに、そうでないから、「いわゆるまとも」以外の人はフラストレーションの塊になってしまいやすい。

「いわゆるまとも」な人がこんな感じでゴーマンなので、LGBT 側でも先鋭化したセクターが出てきているのではないかと、私は思う。お互いに 「いろいろいるからおもしろい」と、多様性を受け入れることができれば、多くのストレスが解消するはずなのに。

「LGBT が増えたら少子化問題が解決しない」なんていう「まともな人」もいるが、余計な取り越し苦労である。あんまり増えないから、マイノリティなのである。

少子化問題を解決したいなら、職場のマタハラが生まれる構造を解消することの方がずっと重要だ。

 

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