既に LED 化しちゃったので、蛍光灯がなくなっても全然困らない
政府のいわゆる「トップランナー制度」による省エネ対策の一環で、日本国内では白熱灯や蛍光灯の製造と輸入ができなくなり、照明は実質的に LED に一本化される見込みとなった(参照)。
これに先立ち、既に国内での白熱灯生産は終了している。2008年に政府が白熱灯生産の中止を呼びかけ、その 4年後の 2012年には実際に国内では白熱灯が作られなくなったのである。実は私は 2008年の 4月に、この白熱灯生産中止に関してちょっと抵抗するトーンの記事を書いている(参照)。
私は蛍光灯の光が嫌いで、それまでずっと白熱灯を使ってきた。日本の家庭では蛍光灯のシェアが圧倒的なのだが、我が家の照明はほのぼのとしたオレンジ色の白熱灯で通していたのである。
しかしその白熱灯がなくなるというので、私はあせった。家の中の照明を蛍光灯なんかに切り替えるのは御免蒙りたい。それじゃあ、どうしたらいいんだ? その答えが、LED だった。LED には白熱灯に近い色合いの電球がある。蛍光灯にもないわけじゃなかったが、どうにも薄っぺらすぎる感覚なので、自分の家に導入する気には到底なれなかったのである。
回答を見つけてからは、行動は早かった。2012年に白熱灯生産が終了される前年の 2011年にあの東日本大震災があり、原発が大問題となったため、我が家は消費電力削減に突っ走ったのである。「原発がなければ電力供給が危ういなんていうなら、使わなきゃいいんだろ、使わなきゃ!」ってなものだ。
それで、我が家は東日本大震災から 2年間、エアコンのコンセントを抜きっぱなしにした。本当に、真夏でも汗をだらだら流しながら耐えたのである。そして家中の照明を一気に LED 化した。それまでも白熱灯が切れる度に LED に置き換えていたのだが、この際とばかり、すぱっと切り替えたのである。
つまり我が家は蛍光灯をすっ飛ばして、既に LED 化を終了しているので、今さら蛍光灯がなくなっても全然困らないのだ。やる時は一気にやっちゃった方がいい。
ちなみにエアコンに関しては、真夏のどうしようもなく暑い時に限り使うようにしている。さすがに還暦を過ぎるとやせ我慢もきかなくなってきた。しかし今年から導入した太陽光発電パネルのおかげで、エアコンを点けても自前の発電量の方が大きいので、「文句あるか」 ってなもんだ。
太陽光発電と LED、オススメである。地球に対する後ろめたさというストレスが、ものすごく軽くなる。
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コメント
はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。
投稿: 鬼藤千春の小説・短歌 | 2015年11月27日 05:09
tak-shonaiさんごきげんよう~
こんばんは~
またまたtak-shonaiさんのはかりごとはすばらしい!!!!
《地球に対するうしろめたさ》だなんて!!
すてきな言葉ですね!
私はじゃぶじゃぶ洗剤を使って生きてきましたので、
初めて最近意識して洗剤を少しにしています。
Tシャツを切りきざんでそれでお鍋の油などふき取っています。うふ
私も少しは進歩しなくちゃ!!
投稿: 朱鷺子 | 2015年11月27日 16:58
鬼藤千春の小説・短歌 さん:
ご苦労様です。
投稿: tak | 2015年11月28日 00:37
朱鷺子 さん:
「地球に対するうしろめたさ」 をゼロにするのはかなりむずかしそうなので、なるべく軽くしたいと考えています。
洗剤に関しては、毎日洗うもの (タオルや肌着など) に関しては、極々少量、あるいは使わないで水洗いだけでも十分だと思っています。
投稿: tak | 2015年11月28日 00:42