「はてな」と「楽天」のリザーブ・ブログの更新を停止した
突然、私事中の私事みたいなお知らせで恐縮だが、はてなダイヤリーと楽天ブログでやっていた自分のリザーブ・ブログの更新を、12月 2日をもって停止した。
こちらのココログにしかアクセスしない方には、はっきり言ってどうでもいいことだが、私はこれまで、この "Today's Crack" とまったく同じ内容の "Today's Crack 2" というブログを「はてなダイヤリー」 運営し、同様にもう一つの "Wakalog" も、「楽天ブログ」に同じ内容の "tak's Outpost" というのを持ってきたのである。
一人で 2つのブログを毎日更新するだけでも手間と言えば手間なのに、なんでまた同じ内容のブログをもう一つずつ持つなんていうチョー手間のかかることをしてきたかというと、実はこのココログというブログ・サービスをあまり信用していなかったので、緊急避難先をもっておくに越したことはないと考えていたからだ。数年前までのココログはしゅっちゅう不具合を発生させて、とても安心して使い続けられる代物ではなかったのである。
とにかく、日頃の更新を行うにしても異常に重かった。さらに「システム・メンテをするので、半日運用を停止する」との予告があれば、たいてい 1日近くかかる。2006年 3月には、「午前 10時から午後 2時までの 5時間かかる」という予告だったのに、実際には 30時間経ってようやく管理画面にアクセスできた。この時は、「はてな」にリザーブを作っておいて本当によかったと思った。この時の経過は、同年 3月 10日の記事で書いている。
この年はココログの厄年だったようで、あまりの不具合のひどさと対応の悪さが響き、7月には、ココログ側で設置した「【特設】ココログレスポンス問題お知らせブログ」というのが、ユーザーの怒りの声で炎上しまくった(参照)。
さらにこの年の 12月には、運営会社であるニフティの東証第二部上場に合わせ、システムを大幅バージョンアップするという触れ込みだったが、53時間かけたのにバージョンアップに失敗して、結局元に戻すという大失態を演じた。こんな馬韓なことをしたために、せっかく上場した日の株価の終値が売り出し価格より下がってしまうというおまけまで付いたのだった(参照)。
この頃は、「ココログって日本のブログ・サービスの草分けなんだけど、スタートが早かった分、システムはお粗末なままで運用されてるんだろうなあ」と、半分以上あきらめの境地に達していたのである。「これ以上ひどくなったら、他のサービスに引っ越そうか」なんてことまで考えていた。
ところがあれから 10年近く経ち、さすがにココログのシステムも安定してきたようで、相変わらず重いことは重いのだが、PC を蹴飛ばしたくなるほどの重さではなくなったし、メンテ時間が予定の 2倍も 3倍もかかってしまうなんていう不具合はほとんどなくなった。当たり前のことだが、ユーザーとしてはありがたいことである。
というわけで最近は、「リザーブ・ブログを持っていてよかった」と思うこともなくなり、それどころかかえって負担に感じていたのである。そしてついに、いっそのこと更新を停止してしまおうと決めたわけだ。
ところが、この記事を書いてアップロードしようとしたら、いきなりシステムに不具合が生じ、せっかく書いた記事が消えてしまうというハプニングが生じた。これは記憶が鮮明なうちに急いで書き直したのだが、せっかく珍しく誉めてやったのに、そんな時に限ってココログには裏切られる。
そんなこんなで、まだまだ油断は禁物だが、せっかく停止したリザーブを 1日で復活なんてことまでは、しなくて済みそうだ。いずれにしてもニフティ (ココログの運営会社) には、年期の入ったユーザーが多いのだ。私もインターネットが本格化する前の「パソコン通信」時代からやってる古株だし、愛着がないわけではないしね(参照)。
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コメント
2006年頃って、たぶんブログユーザーが急増していた時期だったんじゃないでしょうか。
新しくインターネットに参入する人たちはSNSとかだろうし、ブログを持っていてもマメに更新する人じたい、だいぶ精鋭に絞られてきているように思います(そういう私も、ずいぶん放置しています…)。
投稿: 山辺響 | 2015年12月 7日 16:42
山辺響 さん:
そうですね。当時はブログ・ユーザーが急増していたように思います。
そして今は SNS の時代になり、私のブログもアクセスがやや落ちています。その前は、独自のウェブサイトをもつという時代でしたしね。
私としては SNS でブログ更新を告知し、リンクを辿って来てもらうという手法をとっています。世の中というのは変化していくものですね。
投稿: tak | 2015年12月 7日 18:13