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2016年1月 9日

「赤旗」バイト配達員の暴力沙汰というニュース

"「赤旗」バイト配達員逮捕、「新聞配るの早すぎ」注意で逆上・殴る 埼玉" という産経新聞の記事に「???」となってしまった。

このバイト配達員は、「配達先の富士見市役所 1階で、男性警備員(73)から「配達時間が決められた時刻より早い」と注意されたことに腹を立て、警備員の胸ぐらをつかみ、仲裁に入った別の男性警備員(65)の顔を殴った」のだそうだ。

もう少し記事を読み進めると、このバイト配達員は「『仮眠時間にかぶってしまうので、午前 5時から 5時半の配達時間を守ってほしい』と警備員から何度も注意を受けていたにも関わらず、時間外の配達を続けていた」というのである。しかしこれって、どうみても警備員の言い分の方がわがまますぎるんじゃないか?

『そもそも新聞購読の契約に、決められた 30分の間に配達するように指定できる条項があるなんて、聞いたことがない。新聞配達員は決められたルートに従って配達するのだから、市役所だけを特別扱いにしていたら、手間がかかってしょうがない。どうしても指定時間に配達してもらいたかったら、「時間指定特別料金」みたいなエクストラを支払うべきだろう。

エクストラを払いたくなかったら、配達時間なんか指定しなくていいじゃないか。警備員の仮眠の時間とかぶっても別に不都合はなかろう。通用門のあたりに「新聞受け」ボックスを設置すればいいだけのことじゃないか。この市役所の警備員の言い草は、フツーに考えたら悪質なクレーマー・レベルである。

ところが記事の最後には、「同市の赤旗西部東出張所は『非常に迷惑をおかけし、深くおわびする。再度同じことがないよう十分に注意する』とコメントしている」とある。これっておかしいだろう。共産党って、こんなクレーマーの言い分を諾々と認めるところなのか。

ああ、わかった。この市役所には日本共産党員がゴロゴロいて、ごそっと多部数購読したりしているので、新聞受けには入り切らず、警備員が直接受け取るしかないのかもしれない。もしそうだとすると、実はバイト配達員も警備員も、両方気の毒な話ということになる。

そもそも市役所が特定政党の機関誌を購読するなんてのも、ちょっとなあという気がするし、これは「一体、どこの国の話?」と言いたくなるようなニュースだよね。とはいえ、日本中で案外よくあることでもあるんだろうけど。

 

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