苦楽は分かち合うものさ
昨日の記事では 「出産や子育ての苦労なんてあまり強調するべきじゃない」 というようなことを書いた。しかし三日前の "「待機児童問題」では、誰もがちょっと身勝手だった" という記事では、「多くの人が子育て層の苦労を知らないか、過ぎてしまえばあっさり忘れてしまうのが問題」 と書いている。
つまり、三日前は「人の苦労を思いやれ」と言い、その舌の根も乾かぬうちに、昨日は「自分の苦労はあまり言うべきじゃない」と言っている。矛盾してることを言ってるじゃないかと突っ込まれる前に、「いや、矛盾してるわけじゃないよ」ということを書いておきたい。
人は他人の苦労を思いやる能力を、生まれながら備え持っている。6年も前の "Empathy の時代" という記事で私はそうしたことについて書き、さらに 5年近く前の "ネズミもすなる「思いやり」というもの" という記事の中で、動物行動学の見地からもそれは言えるということを書いている。
我々には 「ミラーニューロン」という神経があり、それは 「他人の笑顔を見ると我がことのように嬉しくなる働き」を司っているといわれる。人は自分の苦労をことさら声高に訴えなくても、他人が自然に共感してくれるものなのである。
我々は自分のミラーニューロンを、もっと解放してやる必要がある。
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コメント
なるほど!Σ(゚□゚(゚□゚*)
投稿: ひろゆき王子 | 2016年2月25日 21:19
ひろゆき王子 さん:
よろしく (^o^)
投稿: tak | 2016年2月25日 23:22