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2016年3月26日

私の場合、学歴詐称ではなかったので、よろしく

私は自分のサイトのプロフィル欄に「MA(文学修士)」と記している。それでほんのたまに、自分が「40年近く前に、ワセダで多分最初にデイパックで通学した男」だとか(参照) 、「正味たった 2ヶ月の受験勉強をしたら、なんなくワセダに入れた」とか(参照)生意気なことを書いているので、まあ、一応はワセダの大学院 (前期課程だけどね) を出たと思われていると思う。

それは決して出任せじゃないのだが、「あれ? 俺、ずいぶん時間かけて修士論文書いて、それがちゃんと通ったってのは、確か本当のことで、記憶違いってわけじゃないよね」 なんて、頭の中がグルグルしてしまった。なにしろ 36年も前のことなので、「単に中退だったなんてことじゃなかったと思うんだけどなあ」 なんて、うろたえてしまったのである。

おりしもショーンなんとか氏の学歴訴訟がエラい話題になって、「学歴なんて、テキトーなこと言っていても滅多にバレないし」 なんて言われている。そんなこんなで、tak-shonai にしたって、本当のところはどうなんだか、知れたもんじゃないと思われても仕方のないところではあるだろう。

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とまあ、そんなことを考えつつ、MacBook の外付け DVD ドライブを探していたら、書庫の奥から 「早稲田大學 學位記」 というのが出てきた。「これって、学部の卒業証書だったかなあ」 なんて思いながら開いたら、大学院の方のものだった。どこかにしまい込んだまま行方不明になったと思い込んでいたが、案外どうでもいいところからひょいと出てきた。

開いてみると、「本大學大學院文学研究科委員會において学位を授けるべきものと認め本大學院學則により文學修士の學位を授ける」とある。それで、「ああ、間違いなかった。学歴詐称にならずに済んでよかった」と、胸をなで下ろしているところである。

ちなみに、この「文学修士 (MA)」 という学位は 「経営学修士(MBA)」なんかとは違い、世の中ではほとんど役に立たないもののようである。英語では "Master of Arts" (直訳すると、「芸術のマスター」)というので、個人的にはよほどカッコいいと思っているのだけどね。

それにしても、肝心の DVD ドライブの方はまだ見つかっていない。とりあえず今は 「文学修士」なんていう学位より、ずっと必要としているのだが、一体どこにしまっちゃったかなあ。

 

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