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2016年5月 1日

「コンピューターの電源を切る準備ができました」 という表示

Gigazine に "Windows の電源オフ時に「コンピューターの電源を切る準備ができました」と表示される理由とは?" という記事がある。この表示は Windows 95 の時代からのものだそうだが、私は Windows から離れて Mac ユーザーになって久しいので、「え? Windows って、まだこんな表示がされてるの?」と驚いてしまった。

私は MS-DOS 時代から PC を使っているが、95 より前はどんな表示だったか、ほとんど憶えていない。Windows 3.1 では何かのメニューで「Windows の終了」 か何かを選択してクリックすると、MS-D0S 画面に変わり、その時点で手動でスイッチオフしていたような気がするが、定かではない。

ちなみに上述の記事にある画像によれば、「コンピューターの電源を切る準備ができました」の元々の英語表示は、"It's now safe to turn off your computer." のようだ。実はこれは初めて知った。

Windows の日本語メニューって、まるでこなれない言い回しが多いが、これもその一つのようだ。早く言えば「はい、もうコンピュータの電源を切っても大丈夫よ」ってことなのに、ずいぶん回りくどい言い方をするものである。

自分が Windows ユーザーだった時のことを思い出すと、そもそも Windows 2000 以後はシャットダウン(電源オフ)なんて、滅多にしなくなっていた。だって、いちいちシャットダウンしていたら、翌朝起動する時に、またやたらと時間がかかってしまう。私は ノート PC を閉じた時(つまり「ふた」【って言うのかな?】をパタンと閉じた時)に、休止状態になるという設定にしていた。

その日の仕事が終わったら、パタンとふたしてしまえば、自動で休止状態になる。そして翌朝ふたを開きさえすれば、前日に閉じた時と同じ状態にすぐに復帰する。Windows 98 まではこんなことをしているとすぐにメモリーにゴミがたまって頭が一杯になってしまうようで、やたらとフリーズしまくっていたが、2000 以後は、週に 1度ぐらいシャットダウンしてやりさえすれば大丈夫になったと記憶している。

ところが、世の中には仕事を終えると PC をいちいちシャットダウンする人が結構多いようなのである。よくまあ、そんな時間のかかる面倒なことをしているなあと、驚いてしまうのだが、電源オフしないで帰宅するなんて考えられないという人も多いようなのだ。

私は基本的に面倒くさいことが嫌いで、面倒を避けて手っ取り早く仕事を済ませるために PC を使うのだと思っている。ところが世の多くの人は、PC は基本的に面倒くさいもので、何をするにも時間がかかって当然だと思っているようなのだ。

手書きする方が早いのに、それではビジネス文書扱いしてもらえないから、しかたなく PC に入力していると思っている人がまだまだいることに、驚いてしまうのである。

 

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コメント

今どき、そんな表示はWindowsでも出ません(笑) 

Windowsのバージョンというより、もっとハードウェア寄りの規格の関係だったような気がします。マザーボードがATからATXになって、勝手に切れるようになったような。

家のノートPCは電源入れっぱなしか休止状態ですが、会社のPCはシャットダウンして帰ります。セキュリティ上、いろいろ事情があって……。

投稿: 山辺響 | 2016年5月 2日 17:29

山辺響 さん:

そうでしたか。

道理で、Windows ユーザーだった頃でもあんまり見た覚えがないような気がしてました。

でも、この表示が出るか出ないかは、ハードウェアに依存するようですね。今でも手動でスイッチを切らなければならない機種もあるような書き方がされてます。(滅多にないんでしょうけど)

私は勤め人時代から、滅多にシャットダウンしてませんでした。
無防備でしたかね ^^;)

投稿: tak | 2016年5月 2日 22:49

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