ラニーニャだと猛暑になるというので
ここ数日、急に暑くなった。気温 25度以上の夏日は当たり前になって、30度以上の真夏日もちらほら出現してしまっている。子供の頃、夏休みの絵日記に天気と気温だけはきちんと書いていた(肝心の本文と絵はテキトー)が、30度以上になんて滅多にならなかった。それが 5月下旬で 30度を軽く越すのだから、温暖化はかなり進んでいるということだ。
今日なんかも、朝のうちに家の中の寒暖計が 28度を超していた。湿度が低くてさらっとしているからいいが、これでジメジメしていたら、朝から何もしなくても汗がダラダラ流れるような陽気になっていたところである。
ちなみにしばらく続いていたエルニーニョが終わって、今年の夏はラニーニャが発生するらしい。ラニーニャになると夏は猛暑に、冬は厳冬になりやすいなどと言われる。とはいえ、昨年はエルニーニョだったのに、冷夏になんかならなかったから、「ラニーニャだと猛暑というのも当てにならない」と言っている人もいる。確かに、ラニーニャだと必ず猛暑になるというわけでもない。
とはいえ、昨年の夏の初めの頃はそんなに暑くはなく、「エルニーニョのせいで、冷夏のまま終わるかな?」なんて思っていたのである。それがだんだん暑くなってしまって、8月に入った頃には猛暑になった。しかし、9月以後は死ぬほどの残暑というほどでもなく、なんとか生き延びたという印象がある。
もしかしたら、最近の「冷夏」って、あの程度のものなのかもしれない。全般的な温暖化で気温が底上げされてしまい、「冷夏」とはいえ、8月にもなればそこそこ暑くなってしまうのだとしたら、かなり恐ろしい話になる。この新スタンダードをベースにして「ラニーニャで猛暑」なんて言った日には、とてつもない暑さになってしまいかねないではないか。
せいぜい体を鍛えて、暑さにやられないような体力をつけておく方がいいという気がする。
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