定食屋のメニュー表示について一言
今月 19日の記事でも触れたが、このほど名古屋に 2泊した。2泊目は 18日の土曜日の夜に、地下鉄丸の内駅の近くのビジネスホテルに泊まったのである。土曜の夜のビジネス街だから、ひっそりとしたもので、夕食を食べようにも適当な店が見当たらない。
私は近頃、酒をほとんど飲まないので、居酒屋で食事をするなんてまったく気が進まない。「名古屋駅のステーションビルで食ってくるんだったなあ」と後悔しかけた時に、ちょっとモダンな造りの定食屋が見つかった。店の名前は忘れたが、とりあえずそこに入ったのである。
店内は各席に液晶モニターがあり、それに表示されるメニューを選ぶと自動的にオーダーされるという仕組みだった。私は 「なす味噌と焼き魚の定食: ¥880」 というのをチョイスした。最近はできるだけ肉類を避けているので、魚と野菜のおかずというのを選んだのである。
ところが、供された料理を見て驚いた。「なす味噌」 という料理は、実は 「なすと豚肉の味噌炒め」 だったのである。せっかく肉類を避けて注文したのに、出てきたのは肉料理だったわけだ。メニューの写真をみても、よもや肉が混じっているとは気付かなかった。
まあ、私は厳格な菜食主義者じゃなく、魚とチキンは食うし、出てきちゃったものは捨てるのももったいないので食べるというなまくらである。この時も、豚肉というものを何週間ぶりかで食べた。食べながら、「このメニュー表示って、ちょっと詐欺っぽいよなあ」と思った。
世の中には厳格なノーミート主義者というのもいる。魚なら食うが、肉は牛だろうが豚だろうが鶏だろうが、ポリシーとして食わないという人は知り合いにも何人かいる。そうした人が、 「なす味噌」を注文して「なすと豚肉の味噌炒め」が出てきたら、箸を付けるわけにいかないではないか。
メニューの名前は、内容がはっきりとわかるように付けてもらわないと困る。「肉と書いてないのに肉を加えてるんだから、サービスがいいじゃないか」ってなわけにはいかない。名前で表現しきれないなら、ちょっとした説明書きを添えてもらいたい。いずれにしても「なすと豚肉の味噌炒め」を「なす味噌」というのは、私に言わせたら「虚偽表示」である。
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コメント
「野菜炒め」つて書ひてあるのに肉入つとるやん!」みたいな。
まあ私は出てきたものはすべて残さず食べる主義(ていふか貧乏性)ですがネ。
今まで散々肉も食つたので、せめてもの償ひとして、死んだら鳥葬にしてほしひです(鳥が嫌がるでせう)。
投稿: はぎ腹みづ寝 | 2016年6月23日 22:58
はぎ腹みづ寝 さん:
「野菜炒め」 に肉が入ってるのは、世の中の定番ぐらいになっているので十分に警戒しています。
頼むから、「肉野菜炒め」って書いてくれよ〜と思いますが、もう諦めています。
しかし、「なす味噌」 に肉が入っているというのは、意表を突かれてしまいました。
まあ、食い物を捨てるのはよりポリシーに反しますので、食っちゃいますけどね。後味は悪いです。
投稿: tak | 2016年6月24日 10:53
気になつたので、PCで画像を拡大して見てみました。成る程、茄子以外にも肉のやうなものが見えますね(月面写真かよ!)。
あたくしは、これといつた店がなかつたら、名店を求めて放浪するのはやめてさつさとコンビニで適当なものを買い込み、部屋で普段見れないテレビ(処分しちまつたので)を鑑賞しながら飲み食べます。それなら、煙草の煙にイライラすることもばか騒ぎする酔客にしかめつ面をすることもありませんからね!(人嫌い)
投稿: はぎ腹みづみづ | 2016年6月24日 22:29
はぎ腹みづみづ さん:
地方都市で日が暮れたら、幹線道路沿いのファミレスを除いて、酒を飲まずにメシだけ食える店というのは、見つからなくなります。
そんな時は、セイコ—マート (大都市では滅多に見かけないけど、地方都市では救いの神みたいな存在のコンビニ) でおいなりさんと海苔巻きのセットを買って済ませることも度々です。
(弁当モノだと、肉が入ってることが多いので)
でも、名古屋なら大丈夫と思っちゃったんですよね ^^;)
投稿: tak | 2016年6月26日 01:01