ようやく梅雨が明けたのだが
関東甲信は今日梅雨明けしたようだ。平年より 1週間遅く、昨年と比べると 20日も遅い。まあ、8月にずれ込まなかっただけ幸いである。
昔は「梅雨明け十日」などと言って、梅雨明けしたら安定した晴天が 10日間は続くとされていた。実際に、梅雨明けした途端に急に夏になったような気がしたものである。ところがラジオの気象予報士によると、「今年は、『梅雨明け 3〜4日』ということになりそうです」という。
安定した晴天はそれほど続かず、来週あたりからまた天気がぐずつきそうだというのだ。それほど暑くならずに済むのかと期待して聞いていたら、さにあらず。日照時間が少ない割に気温は高めで推移するという。要するに蒸し暑くなるというわけだ。最悪じゃないか。
ちなみに「今年は、『梅雨明け 3〜4日』ということになりそうです」なんて、いかにも特殊な夏のように言っているわけだが、最近では毎年そんな感じという印象が強い。梅雨入りが宣言されるとすぐに天気が回復して晴天が続き、梅雨明けになっても天気はそれほどもたない。昔の常識が通じない天気になっている。
地球全体の気象が、ちょっと変わって来てしまっているのだろう。「地球温暖化」なんていうより、「気象変化」という方がしっくりくる。「2〜30年に 1度」 というほどの異常気象が毎年出現しているのだから、気象のメカニズムはよほどおかしくなっているのだろう。何があっても驚かない覚悟を決めておくほうがいい。
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コメント
細かいことで恐縮ですが、今日梅雨明けの発表があったのは、関東甲信越ではなく、関東甲信です。
気象庁の区分では、新潟県は北陸に含まれます。今年は、北陸で関東甲信より早く梅雨明けの発表がありました。
投稿: おかげん | 2016年7月28日 23:34
おかげん さん:
ありゃ、本当だ。大変失礼しました。さっそく修正させていただきます。
ただ、ちょっとだけ言い訳させていただくと、当人としては十分に「関東甲信」 と意識していたのですが、ATOK が余計なお世話をして、「かんとうこうしん」 を 「関東甲信越」 と変換してしまったようです。
まったく言い訳がましいですが、26日の記事ではちゃんと 「関東甲信」 としていたのに。ああ、悔しい ^^;)
ああ、便利なようで困ったことまでしてくれる ATOK ^^;)
投稿: tak | 2016年7月29日 20:26