「生前退位、憲法に抵触」とは、「お前が言うな!」と政府に言いたい
NHK が "憲法抵触を懸念=生前退位 「お気持ち」表明で-政府" というニュースを伝えている。要するに政府は、陛下の「お気持ちの表明」が 「天皇の政治的行為を禁じた憲法 4条に抵触する事態を招かないか」と懸念しているというのだ。
「おいおい、そりゃ虫が良すぎるだろう!」と私は思う。安保法制とやらで「集団自衛権」などという、明らかに憲法に抵触する事案を妙な解釈で「合憲」と言い張りながら、天皇陛下の率直なお気持ち表明を「憲法に抵触」とは、「お前が言うな!」と一喝したいぐらいのものだ。
私は立憲君主制を支持し、さらに何度も表明している通り改憲論者でもある。しかし安倍政権は「改憲」を謳い文句にしながら、「集団的自衛権」という重要な案件を、現憲法の無理矢理な解釈変更で押し通してしまった。一内閣の一方的な解釈で憲法の骨組みがぐしゃぐしゃになるなら、ことさらに「改憲」なんて言わなくていい。そのせいで憲法の総合的な筋はどんどん通らなくなるが。
安倍政権とその取り巻きは「美しい国」などと言い、天皇制をかけがえのないもののように主張しているが、実は天皇を政治利用したいだけなのではないか。彼らの政治スケジュールを遂行するにあたり、天皇の「生前退位」という重要な問題の審議は「邪魔」でしかないのかもしれない。
政府の対応をみていると、「天皇は我々にとって利用しやすい存在であってくれさえすればいい。あとはおとなしく決まったことだけやっといてくれ」とでも言いたいのではないかと疑うほどだ。そうでなかったら、「生前退位」 ぐらいはお得意の「解釈改憲」で何とでもなるではないか。
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