若い層も、ちゃんと選挙に行こうよ!
ちょっと旧聞で申し訳ないのだが、選挙権年齢が引き下げられたのを機に、東京世田谷に住む 18歳の大学生が仲間と共に「選挙に行こう」と主張する小さなデモ行進を、先月 19日に行ったという記事が毎日新聞に載っていた。「思いを形に、不満を形に、声を形に、夢を形に」と、投票を呼びかけて地元を歩いたのだそうだ。
なかなか素晴らしいことである。こんな志をもった若い連中がしっかりと主張してくれるなら、日本もまんざら捨てたもんじゃない。嬉しいじゃないか。
明日の参院選、そしてその次に行われる東京都知事選で、若い連中もしっかりと意思表示すべきなのである。そうしないと、投票率の高い高齢者の意向ばかりが選挙結果に反映されてしまうことになる。若い連中としては、選挙にも行かないで後から文句言ってもしょうがないのだ。
はっきり言って、あと 10年か 20年ぐらいしか生きない連中の声が重視されて、これから半世紀は生きるだろう若年層の声が後回しにされているのは、若い連中の投票率が低いせいなのだよ。しっかりと投票率を上げれば、政治に圧力をかけられるのだ。
まあ、私自身はもう還暦を過ぎちゃったけど、気だけは若いのでこんなことを心配してしまうわけなのだよね。
ただいちゃもんつけるわけじゃないが、今回のデモで惜しむらくは、プラカードが "GO VOTE" になっていることだよね。これでもわからないわけじゃないけど、普通は "Go to vote" (投票に行け)だよね。ただ、それでは突き放しすぎみたいな感じもするから、"Let's Vote"(投票しよう)の方がいいかなあ。
いや、それより何よりも、シンプルに日本語で「投票に行こうよ!」の方がずっといいと思う。とにかく、本当にちゃんと投票に行こう。私は期日前選挙を済ませちゃったからもういいけど。
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コメント
写真を見た瞬間に「投票に行こう」じゃダメなのかと思いました。(そして、女の子の胸には意味深な GAP の文字が...)
シー何とかと言う人たちもやたらと英語(英語っぽい)で表現したがるのは何故なのか、よくわかりません。
日本語の方がずっと分かり易いのに。
私も期日前投票を済ませました。「行けるときに行く」です。期日前投票をする人が切れ目なく訪れていました。
投稿: ハマッコー | 2016年7月 9日 21:44
英語的には Go vote で良いと思いますよ。
Go shoot yourself in the foot! とか、Go+動詞 で命令形というのはよく聞きます。色々例を考えると、そもそも go が無くてもいい表現ばかりなので、口語的な用法なんでしょうけど、スローガンというのはそういうものでしょうから。
たまたまですが、voteという言葉の方も、先般の英国の国民投票でも vote for "leave" ではなく vote "leave" というプラカードが目立ちましたね。
投稿: きっしー | 2016年7月10日 10:19
ハマッコー さん:
英語はカッコいいということなんでしょうね (^o^)
投稿: tak | 2016年7月10日 19:44
きっしー さん:
なるほど。ご教示ありがとうございます。
「投票に行く」 は "go to vote" ですが、「投票しろ」 は "go vote" でいいということのようですね。
投稿: tak | 2016年7月10日 19:45