都知事選は気分悪すぎ
私は東京都民じゃないので関係ないが、それでも今回の都知事選の成り行きを見ていると、ものすごく気分が悪い。自民党の分裂騒ぎは既得権益を巡るものだろうし、鳥越氏の「淫行」報道にしても、政治的な策略の臭いがぷんぷんする。
近頃の文春の趣味の悪さは大変なもので、他人の色恋沙汰に首を突っ込んで部数を稼ぐスキャンダル雑誌になり果ててしまっている。今回の報道にしても、「淫行」なんていうから相手は問題のあった時期に 18歳以下だったのかと思ったら、20歳だったという。14年前の 20歳である。そんな話には付き合いきれない。
とはいえ、鳥越氏はこれで限りなくアウトに近付いてしまっただろう。そもそも彼が立候補を表明した時から、私は体力的に大丈夫なのかと疑っていた。彼は小池氏の「病み上がり発言」に激高したというのだが、私に言わせれば当然の懸念である。その上に、降って湧いたような「淫行」報道である。これが本当かガセかは知らないが、このタイミングで出てきたというのは、完全に狙い撃ちだ。
この気分悪すぎの選挙で投票しなければならない東京都民が、本当に気の毒である。
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コメント
※食事中の方は読まないでください※
(以下、何行か空白)
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なんか、下痢と嘔吐が続いて胃の中が空っぽになっちゃって、食欲は全然ないんだけどそれでも何か食べなきゃいけない、みたいな感じです>都知事選(by都民)
それでも棄権はしませんけどね。いちおう鳥越さんに入れるつもりだけど、誰が当選しても短命に終わりそうだなぁ。
投稿: 山辺響 | 2016年7月22日 11:28
確か文春は最初は小池百合子のカネ疑惑を報じて、あまり効果がないと見るや、今回は鳥越さんのオンナ問題ですね。
増田候補のライバルを小池と思ったが、序盤情勢で増田が思わしくないと見るや、鳥越だけはイヤと舵を切ったように思えます。
投稿: ちくりん | 2016年7月22日 16:35
高齢で病み上がりの人物が立候補と知って ”無責任” という言葉が浮かんできました。
選挙関連テレビに出演しても、政策を語るときにカメラを見ないで下を向いたままで、これには唖然としました。
「がん検診率100%」とボードに書いた文字もふにゃふにゃ、眼に覇気もなく、体力気力がないのは誰でも分かる。
演説も日に1回から2回、その演説も1回40秒で終わったりで本人は当選しようなんて全く考えてない。
担ぎ上げた野党も恐怖に慄いていると思う。
今回の都知事選を見ていると「都民でなくてよかった」という思いです。
投稿: ハマッコー | 2016年7月22日 16:41
山辺響 さん:
なるほど、気の毒さ加減が伝わってくる喩えです ^^;)
選挙のことを考えるだけで疲れちゃいそう。
投稿: tak | 2016年7月22日 18:39
ちくりん さん:
>増田候補のライバルを小池と思ったが、序盤情勢で増田が思わしくないと見るや、鳥越だけはイヤと舵を切ったように思えます。
そんな風に見えますよね。どうしても。
投稿: tak | 2016年7月22日 18:40
ハマッコー さん:
実は鳥越さんに関しては、あの「オーマイニュース」 の時から、「もう、この人の時代は終わっちゃったみたいだね」 と思っていました。
10年前に、それとなく書いています。
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2006/08/__727b.html
彼はもう、時代をキャッチアップできないんじゃないかなあ。
投稿: tak | 2016年7月22日 18:46