『土曜ワイド』 外伝
永六輔さんが亡くなられて、7月 12日の TBS ラジオ『いち・にの三太郎~赤坂月曜宵の口』は、さながら追悼番組と化していた。しかしちっとも湿っぽいところがなく、「さすが、永イズムを受け継ぐ人たち、わかってるなあ」と感じさせた。この番組は、期間限定でインターネット後悔されている(参照)。
私は永さんがパーソナリティを務めていた TBS ラジオ、『土曜ワイド』 のファンだった。この番組でアシスタントを務めていた TBS 女子アナ、長峰由紀、外山恵理の両人も、永イズムをよく受け継いでいると思う。
永さんの次女である永麻里さんが『いち・にの三太郎』に出演され、「呂律が回らなくなってからの父を外山さんはうまく翻訳してくれた。私たち(姉妹)は長峰さんを三女、外山さんを四女だと思っています」とおっしゃっていた。なるほど、この番組を長く聴いた者には、その感覚がよくわかる。
しかし、「おや、土曜ワイドのアシスタントは、長峰、外山の 2人だけじゃないよね」と思い、調べてみると、4人いたのである。長峰由紀(1991年4月〜1996年3月)、雨宮塔子(1996年4月〜1999年2月)、堀井美香(1999年3月〜2000年4月)、外山惠理(2000年5月〜2015年9月)という順番だ(参照)。しかし、長峰、外山の両人以外は、見事に印象から抜け落ちている。
いや、実は「印象から抜け落ちている」のは堀井美香だけで、この人は何をやらせても強烈なアピールをしないというのが持ち味だからいいが、雨宮塔子の方は、「ちょっとヒドかったなあ」という印象がある。彼女は永六輔氏をリスペクトしていないわけじゃなかったのだろうが、彼の世界をほとんど理解しないでアシスタントを務めていたのだろう。全然かみ合わなかった。
番組中で永さんに「そんなことも知らないの?」とあきれられ、「初めてお聞きしました」としれっと答えるパターンが何度もあった。ミスキャストもいいところで、私は「こいつ、なんとかしてくれよ!」と思っていた。その後に下町娘の外山恵理アナウンサーに変わって、長峰時代とは別の形だが見事にかみ合うようになり、ほっとしたのを覚えている。
その雨宮塔子がこのほど、TBS テレビの夜の報道番組のキャスターとして復帰するらしい。私はテレビは見ないから、どうでもいいけど。
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