台風 9号の接近と、関節痛
台風 9号が関東直撃コースを辿っていて、ここ、つくばの地も朝から大荒れだ。そして昼を過ぎて風雨はさらに強まっている。我が家の裏手を流れる川は、流れの幅がいつもの 3倍ぐらいになり、土手の草も大きく揺れ動いている。
東北生まれの私は、18歳で上京するまで台風をまともに実感したことがなかった。昔は東北直撃の台風なんて滅多になく、たまにあったとしても、九州や四国で体力を使い果たしてよれよれになったようなやつばかりだった。「台風が東北に上陸」なんていうニュースに身構えていても、よくわからないうちにいつの間にか通り過ぎていたのである。
関東に居住するようになって、ようやく台風というものを実感するようになったが、それでも九州や四国に上陸する「現役バリバリ」みたいな台風と比べれば、それほどのことはなかった。ところが最近、様相が変わってきて、台風が時々、南の海上から直接関東に狙い澄まして来たりするようになっている。
今回の台風 9号がまさにそれで、もっといえば、11号なんかは東北北海道を直撃するという、昭和の頃だったら考えられないようなコースを辿っている。これって、地球温暖化と関係があるのかしらん。いずれにせよ、まったく無関係ということはあるまい。
今日の午前 10時頃に仕事関係で東京都心に電話したところ、「こちら、ものすごい雨風ですよ。これがおっつけそっちに行きますから、覚悟しといてください」と言われた。その頃には既にこちらも十分暴風雨だったのだが、正午を過ぎると雨も風もさらに強まって、一瞬ゴォーっと音がすると、家が揺れたりする。
まあ、これも夕方頃までの辛抱らしいから、それまでは家を出ないでおとなしくしていようと思っているのだが、一昨日辺りから階段を上る時、古傷の右膝が急に痛み始めた。時々雨が降り出す前にちょっと痛みを感じることはあったが、ほとんど気にならない程度のものだった。しかし今回のはかなり痛い。
ものの本によると、天気が悪くなるに連れ、気圧が下がり始めると痛むというケースが多いらしい。とすると、私の膝は一昨日から台風の接近を感知していたものと思われる。しかもいつもの何倍もの痛みなので、今度の気圧低下は、台風だけにかなりのものであると、私の膝関節はしっかりわかっていたようなのである。
台風が遠ざかり、気圧が上がり始めればウソのように痛みが消えることは経験則で知っているので、今はそれを待っている。もうすぐだろう。
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コメント
二日前から、膝と足首の骨折跡がキリキリ痛んでいたが、今日は全くいたくない。私の左足も台風を予測していたことになる。
天候が悪いと膝が痛むのはいつものことですが、今回は骨折跡まで痛んだ。さすがに台風の威力はすごい。
投稿: ハマッコー | 2016年8月23日 20:41
あっしも金曜あたりから腰が痛くて難儀しやした。オーバーワークか?と思いやしたが、そんなに働いてないし。そして台風の通過とともに急激に直りやした。
五木寛之さんも気圧が下がってくるといつも偏頭痛が襲ってくると書かれてましたが、こういうのはインテリ特有の症状なんでやんすかね?(お前はちゃうやろが!)
投稿: はぎ腹みづ寝 | 2016年8月23日 22:17
ハマッコー さん:
これ、本当によくあることのようですね。
私だけじゃないと知って、妙に心強い。
(かといって、痛みが減るわけじゃないんですが ^^;)
投稿: tak | 2016年8月23日 23:50
はぎ腹みづ寝 さん;
腰まで痛いとは、ちょっと難儀でしたね。
そういえば、五木寛之の偏頭痛は何かで読んだ覚えがあります。
インテリは偏頭痛で、肉体派は関節痛という現れなんでしょうか (^o^)
投稿: tak | 2016年8月23日 23:52