「奥殿」という言葉
今月 5日の「比叡山の横川まで行ってみて」という記事で、「比叡山の奥殿ともいうべき横川」と書こうとして、「おくでん」で変換しても「奥伝」しか出てこない。「ありゃ、俺としたことが、読み方間違えて覚えてたのかな?」なんて思って「おくどの」で変換しようとしても、やっぱりうまくいかない。

念のため辞書(『大辞林』の iPhone 版)で調べてみると、なんとまあ「奥殿」という言葉が見つからないので驚いてしまった。仕方ないから「おくでん」で単語登録しちゃったよ。
あまり気になるので検索してみると、その昔、三河国に「奥殿藩」(おくとのはん)という藩があったらしい。今の岡崎市に旧藩庁の「奥殿陣屋」というのが残っていて、もう「奥殿」での検索結果はこの関連ばかりずらりと並ぶ。
さらに意地になって検索すると、「トリップアドバイザー」というサイトの貴船神社の口コミのページに「できれば奥殿まで」というページもある。ほら見ろ、「奥殿」という言葉はそれほど一般的じゃないかもしれないが、ちゃんとあるじゃないか。
まあ、フツーは「奥殿」よりも「奥社」とか「奥の院」とかいう言葉の方が知られているかもしれない。神社の一般的な拝殿、本殿のさらに奥の方、山深いところに「奥社」「奥の院」が祀られているところがあるのだ。健脚でもの好きで、多少は信心深い人が体力に任せて詣でるところである。
ちなみに上の写真は四国の金比羅様の奥社。ここに行った時は、途中に「イノシシに注意」という看板があった。
ただ、私としては「奥社」より「奥殿」という方がありがたみがあるように思うがなあ。だって、拝殿、本殿ときたら、その奥は「奥殿」という方がしっくりくるじゃないか。
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