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2016年8月21日

平幹二朗さんにはなんの恨みもないが

今日は話題が夏枯れ(オリンピックにはあまり興味ないし)で、どうでもいいお話。

カーラジオを聞いていたら、若い女子アナが番組予告で、「本日は平幹二朗さんがゲストでおいでです」と言っていたのだが、その言い方が「ひらみき・じろう」という名前のように聞こえたのである。どうやら平幹二朗を知らないようなのだ。

「へえ! 時代は変わったものだなあ」と思ったのだが、よく考えてみると、私も平幹二朗ってどんな顔だったか思い出せない。無理矢理思い出そうとすると、『天保水滸伝』の平手造酒(ひらて・みき)のイメージが浮かんできてしまい、さすがに 「いやいや、これじゃないよね」 となって、「俺って、古いのか、新しいのか、どっちなんだ?」と自分でもおかしくなる。

平幹二朗って、歌手じゃなくて、俳優だったはずだとは思うのだが、どんな役どころのヒット作があったのかも、よくわからない。ただ、「ひらみき・じろう」じゃなくて「ひら・みきじろう」のはずだという確信に近いものがあるだけである。

私はこの若い女子アナほどの「若年層」ではないが、平幹二朗に馴染んでいるような「老年層」でもないようなのだ。嬉しいような面はゆいような、妙な感覚である。帰宅してからインターネットで検索してみるにあたって、まず、どんな顔だったか思い出すために、画像検索すると、こんな顔だった。(写真は、MEG より)

 

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ありゃ、なんだか想像してたのと違うなあ。さらに Wikipedia で検索すると、ドラマ『三匹の侍』とかのほか、シェイクスピア物の舞台にもいくつも出ているようなのである。ふぅん、そういえばそんな気もする。

で、さらに検索すると、元の奥さんが女優の佐久間良子で、一時離婚ネタで週刊誌を騒がせていた時期があったらしい。ああ、そうか。それで、電車内の週刊誌吊り広告の見出しで、この名前は字面だけでお馴染みだったのだ。そしてそんなネタの字面だけで知っていたから、どんな顔だかも、代表作がどんな役柄だったかも知らずにきたのだ。

私はワセダ文学部の演劇学科出身のくせして、実はこの分野にはまるで疎いのだよね。「ひらみき・じろう」と言っちゃう女子アナと、あまり変わらないのかもしれない。で、平幹二朗さんには何の恨みもないが、つい妙なネタにさせてもらったのである。

 

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コメント

俳優に、「六平 直政」と言う方がいますが、そのアナウンサーは何と発音して紹介するんでしょうかね。

仲間内では「ろっぺいちゃん」で通ってるようですが。

投稿: ハマッコー | 2016年8月21日 23:46

ハマッコー さん:

「むつひら」 かなあ? と思って検索したら、「むさか なおまさ」 なんですね。「平」 なのに 「さか」 とは、こりゃ、教えられなきゃ到底読めません。

「ろっぺいちゃん」 は、とても妥当ですね (^o^)

投稿: tak | 2016年8月22日 11:05

今年亡くなられた蜷川幸雄さん演出の舞台で主役を張っていた印象があります(って、観てないんですが(^^;)

投稿: 山辺響 | 2016年8月22日 11:57

山辺響 さん:

おっと、そういえば、大昔に見た、玉三郎がマクベス夫人をやった時のマクベスが、平幹二朗だったような気がします。私も見てるんですね。
(玉三郎しか印象にのこってなかった ^^;)

投稿: tak | 2016年8月22日 14:34

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