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2016年12月22日

「ロックフェラー」 は 「ロッカフェラー」 であるらしい

今日の昼前の BS NHK、「ザ・プロファイラー」 という番組で、「夢と野望の人生 華麗なる一族の光と影 〜ロックフェラー一族〜」 という番組があった。私は 10年以上前に 12月のニューヨークを訪れたことがあって、ロックフェラーセンター前の豪華なクリスマス・イルミネーションを思い出した。

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で、今日はロックフェラー一族を語ろうというわけではなく、例によってどうでもいいような細かい話である。それは "Rockefeller" という名前の発音についてだ。日本ではずっと昔から 「ロックフェラー」 ということになっているが、本当の発音はどうもそうじゃないと、ずっと昔から思っていたのである。

ロックフェラーともなると、いろいろな歌にまでその名が登場するが、私が最初に知ったのはドリス・デイの "On the Sunny Side of the street" だと思う。この中で彼女は 「1セントも持ち合わせがなくても、ロックフェラーみたいにリッチになるわ」 と、いかにもアメリカン・ドリームといった世界を歌っている。

しかし、YouTube で確認してもらえばわかるように、彼女は "Rockefeller" を、カタカナで書けば 「ロッキフェラー」 と聞こえる発音で歌っている。"Doris Day - On The Sunny Side Of The Street" という動画の 1分 20秒あたりからに注目いただきたい。

というわけで私は、「ロックフェラーって、本当はロッキフェラーなんだな」 と思っていたのだが、間もなく、それもどうも怪しいということになった。どうやら 「ロッカフェラー」 という発音の方が多数派らしいと気付いたのである。

ベット・ミドラーはその名も "Mr. Rockfeller" という歌を歌っているが、どう聞いても 「ロッカフェラー」 としか聞こえない発音だ。のっけから 「ロッカフェラーさん、ご機嫌いかが?」 だもの、こればかりはしょうがない。

ボブ・ディランは 1962年に "Hard Times in New York Town" という歌で、「ゴールデンゲイトからエンパイア・ステイトのロックフェラー・プラザまではとても長い道のりだ」と語った。その発音は強いてカタカナで書けば「ロカフェラー」である。(ビデオの 1分 10秒あたりからに注目)

そもそも名前の綴りからして "Rockfeller" じゃなくて ”Rockefeller" だもの。「ロッキフェラー」 か 「ロッカフェラー」 に聞こえるのも自然なことだ。どうして日本では 「ロックフェラー」 になってしまったんだろう?

 

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