アントラーズ、準優勝なら立派なもんだ!
日曜日だというのに外で仕事があり、家に帰った時にはすっかり日が暮れていた。サッカーの FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2016 の決勝は既に始まっていて、テレビのスイッチを入れた時には前半終了間際だった。
私は茨城県在住なので、当然鹿島アントラーズに勝ってもらいたい。しかし相手はあのレアル・マドリードである。到底勝ち目はないと思っていた。前半で 3点差ぐらい付けられてるんじゃあるまいかと思っていたが、なんと、1対1 の同点ではないか。こりゃ、エラいことだ。
それどころか、後半開始早々に、柴崎の見事なゴールで逆転してしまった。あれは、なかなかカッコよかった。「後は、必死に守ってくれ! こりゃ、とんでもないことになるかもしれない」と、少なからず胸が躍ったのである。
もし相手が同じスペインのチームでも、バルセロナだったら、アントラーズ贔屓の私でも、バルサを応援していたところだ。私はバルセロナが世界で最も贔屓とするサッカー・チームであり、アントラーズは 2番目なのである。レアル・マドリードはお呼びじゃない。
いかにも体制派の王室御用達みたいなレアルは、趣味じゃないのである。スペインという国は一度も行ったことがないが、昔から仕事で会うカタルーニャの人とはなぜか馬が合うのだ。だったら、バルサを応援せずにどうするというのだ。
試合はロナウドに同点 PK を決められて振り出しに戻り、延長前半にロナウドに 2ゴールを決められて、ということは、癪なことにハットトリックなのだが、結局 4−2 で敗れてしまった。でも、まあ、初めから世界ナンバー・ワンのクラブチームになるなんて期待はあまりしてなかったから、準優勝なら立派なものである。
J リーグのクラブが世界一になるのは、もう 10年かかっても無理かもしれないが、「2016年に、アントラーズが決勝まで残ったんだぜ!」 という実績は、大きな誇りとして残り、それ以上に大変な励みになるだろう。あとは、ワールドカップでちゃんとした実績を残せるナショナル・チームを実現してもらいたいものである。
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