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2016年12月 4日

偽ニュースに騙されて、シェアなんかしちゃわないように

グーグルやフェイスブックが偽ニュース対策」という日経の記事を読んで、「ふぅん、そうなんだ」と思っていた。確かに近頃、SNS で「それ、ホントかよ!」と叫びたくなるような怪しいニュースを知り合いがシェアしちゃったってことが度々あり、「ヤバいなあ」と思ってはいたのである。「おいおい、あれ、削除しとくほうがいいよ」と、メールで注意することもあった。

Fakebook

米国大統領選挙直前に、「ローマ法王がトランプ候補を推薦へ」というとんでもないガセネタが Facebook に表示されたことがあって、偽ニュースは大きな問題になっていたようなのである。しかしこんなアヤし過ぎるニュース、まともに信じる方がおかしいと思うがなあ。

そしてまた最近「Facebook が嘘ニュース検出機能をテストしている」というニュースが流れたが、これもまた偽ニュースだったらしい(参照)。ここまで来るとお笑いである。このニュースの真相は、Google Chrome と Mozilla Firefox に搭載可能の "BS Detector" という拡張機能のことを早合点して報じてしまったようなのだ。

"BS Detector" というのは、Facebook に投稿されたリンクをチェックし、胡散臭い Web サイト へのリンクを検出したら警告を表示するという機能をもっているらしい。要するに、「そのニュース、出所が結構アヤシいですよ!」と知らせてくれるものだ。

こうしたプラグインがなくてもアヤシいニュースに騙されて拡散しちゃうなんてことをしないように、NewSphere は次の点に注意するように呼びかけている。(参照

  • 投稿日、いつの出来事か確認する。再編集の可能性を考える。

  • 発信元の他の記事を確認する。

  • サイトデザインやドメイン、免責事項や著作権の記述など、サイトをよく確認する。

  • 事実確認のサイトで情報の真偽を確認する。

  • 信頼できる大手メディアのサイトで同じ事件・事象が扱われているか確認する。

  • 類似画像検索サービスで記事の写真と似た写真の記事を検索する。

  • ユーモアにあふれ、欲求充足や親近感に富む記事こそ注意。

7番目の 「ユーモアにあふれ、欲求充足や親近感に富む記事こそ注意」という項目に、「ふむふむ、それなんだよね」と思ってしまう。そういう記事って、つい騙されてシェアしちゃいたくなるみたいなんだよね。

「こんな記事をシェアして、皆にも紹介したくなる俺って、かなりいいやつでしょ!」と言外に言いたいみたいなのが、結構目に付いてしまうのだよ。危ない危ない。

 

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コメント

あれ?4月つい…、ゲホッ!ゲホッ!
(なんかそんなエッセンスを感じる)

へーすブックやってないんですが、なんとなくシェアしたくなる気持ちはわかります。
「お、オレも知ってるんだぜ!」と、
「オレ、いち早く知ったもんね!」を、表明して束の間の優越感と。

投稿: 乙痴庵 | 2016年12月 4日 23:35

とまた、この7項目(特に7番目)を綺麗にまとめれば良いと。

嘘ニュース指南。

投稿: 乙痴庵 | 2016年12月 5日 11:34

乙痴庵 さん:

まだ 4ヶ月以上も先のお話ですよ (^o^)

投稿: tak | 2016年12月 5日 14:13

虚構新聞がお詫び記事を出す時代(※)ですから、嘘ニュースも半年経てば真実になるかもしれません(笑)

※ パロディとして嘘ニュースを流しているのに、それに近いことが現実になってしまうと「本当になっちゃいました」とお詫びを出す。

投稿: 山辺響 | 2016年12月 9日 09:14

山辺響 さん:

かなり多くの 「嘘ニュース」 は、「時間をかけて本当になるニュース」 なのかもしれませんね (^o^)

投稿: tak | 2016年12月 9日 12:33

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