「ニフティ」 の "N" は、「ノジマ」 の "N" になるのか
"nifty ニュース" が 「富士通、ニフティのコンシューマー向け事業用をノジマに売却すると発表」 と、他人事みたいに伝えているが、いやはや、こちらとしてはビックリだ。なにしろ私は、自分のサイト 「知のヴァーリトゥード」 もこの ”Today's Crack” も、ほかならぬ 「ニフティのコンシューマー向け事業」 を利用して運営しているわけだからね。
ニフティ(@nifty)は元々は日商岩井(現・双日)と 富士通の合弁で創業したので、日商岩井の略称である "NI" と富士通の頭文字の "F" を取って命名されたわけだが、これからは頭文字が「ノジマ」の "N" になるのか。ノジマって、家電量販店としてはケーズ電気に次いで国内 6位の規模なんだそうだが、私としてはあんまり馴染みがないのだよね。
プレスリリース(参照) を読む限りでは、利用者側にとっての変化はとくにないようで、昨年の今頃の @homepage から LaCoocan への移動(参照)みたいな面倒くさい事態にはならずに済むみたいなのである。2年続けてうっとうしい移転作業をしなくて済むようで、その点では少しほっとしている。
それにしても私は、NIFTY-Serve 時代(つまり「パソコン通信」と言っていた時代)からのニフティ・ユーザーなので、この世界の移り変わりにはずいぶん長く付き合っていることになる。英語としての "nifty" という単語は「粋な、便利な、気の利いた」といった意味なのだが、実感としては、文字通りの「粋で、便利で、気の利いた」サービスの恩恵には未だかつて浴したことがない。
ニフティって、富士通、日商岩井という大企業の体質を受け継いできているようで、安定はしているが小回りがきかないというか、ちょっとどんくさいイメージがあるのだよ。ノジマというもろに消費者向けの業態の会社の子会社となったら、今度こそ "nifty" なサービスを受けられるかなあ。
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世界史は 「21世紀の初めの世界は、グローバリズムへの反動でポピュリズム台頭に直面した」と、振り返ることになるだろう。問題はトランプ大統領の 4年間を世界がどう捉えるかだ。




























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