« 例の「聞き流す英会話」の CM に関する素朴な疑問 | トップページ | 稀勢の里は横綱になれるだろう »

2017年1月20日

APA ホテルの印象

中国版ツイッター といわれる「微博(ウェイボー)」という SNS に、日本の APA ホテルの客室に「南京大虐殺を否定する本」が置かれているという批判的な記事が掲載され、それからというもの、ちょっと炎上気味になっているようだ。このホテルのサイトもあっという間にハッキングされた模様(参照)で、下の写真のように「システムメンテナンスのお知らせ」という画面が出っぱなしでまだ復旧していない。

170120

私としては、ホテルといえどもプライベート企業なんだから、客室にどんな本を置こうが勝手で(それに、フツーはそんなもの読まんし)、本が置いているだけで嫌というなら客の方でボイコットすればいいだけの話と思っている。ハッキングしちゃうなんていうのは、ちょっとやり過ぎだろう。

ただ個人的には、悪いけど「APA ホテル、ちょっとなあ。あの女社長 キモいし」と思っていて、これだけ毎月毎月、日本全国に出張の機会がある仕事をしながら、ホテルを予約する際には APA だけは避けている。今さらのように言っちゃうけど、まあ、及ばずながら前々からボイコットしているわけだ。

実は、APA ホテルには 1度だけ宿泊したことがある。もう一つのブログで和歌による日記みたいなものを書いているので、日時まで特定できる(参照)。平成 17年(2005年)の 8月 11日というから、もうすぐ暦が一回りするほど前のことだ。この日は京都府宇治市の企業を訪問し、その夜は京都祇園の APA ホテルに泊まったのだ。

祇園という立地だけで選択したので、意図して APA を選んだわけではく、さらに 12年も前のこととて詳細な記憶はないが、結構古い造りだったことだけは覚えている。何でも昔の「祇園ホテル」というのを APA が平成 12年に買い取って経営しているらしく、カーペットやカーテンも相当くたびれていた。まあ、いかにも祇園らしい気がして、何のことなく眠りにおちたわけだけどね。

APA はいろいろなホテルを買い取って運用しているらしいから、建物自体は新しいのから古いのまでいろいろある。全国各地で APA ホテルの看板に遭遇するが、統一的なイメージは全然ない。他のホテル・チェーンは曲がりなりにも一目見ればなんとなくどこのホテルかわかる造りのものが多いが、APA はイメージということについては「どーでもいーわ!」と思っているようだ。

これ、経営側にとっては確かに「どーでもいーわ!」という問題かもしれないが、宿泊客にとって「イメージが定まらない」というのは、ちょっと不都合である。ホテル関連の口コミ・サイトをみると、「〇〇の APA ホテルはよかったから、信用して △△でも APA ホテルに泊まったら、ひどかった!」なんていうのが結構多い。玉石混淆なのだね。

私が APA を避けるのは、「女社長がキモいから」というほかに、「泊まってみるまでわからないから」というのもある。繁忙期にはものすごく値段をつり上げるという評判なので、「これだけの値段を払うんだから、結構いい部屋だろう」という常識が当てはまらないみたいなのである。

経営者の政治信条は別としても、要するに「結局のところは顧客志向なんてしてないホテルなんだろうね」と思っているわけなのだ。

【追記】

それにしても、APA ホテルのサイトのシステム・ダウンが長引きすぎている気がする。15日にはダウンしていたはずだから、かれこれ 5日目で、どうも急いで復旧する気がないみたいなのである。公式サイトなんてどうでもよくて、楽天トラベルとか代理店とかから予約が入りさえすればいいってなわけで、「面倒がなくていい」ぐらいに思っているんじゃなかろうか。

 

|

« 例の「聞き流す英会話」の CM に関する素朴な疑問 | トップページ | 稀勢の里は横綱になれるだろう »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

ホニャララホテルには泊まったことはありませんが、広告に女社長の写真が大きめに載っているのを見て「イミフ」と思いますね。
宿泊客は女社長がどういう顔かなんて興味ありませんからね。

投稿: 萩原ミズネッティーニ | 2017年1月20日 22:00

萩原ミズネッティーニ さん:

あれだけバラバラのイメージのホテルを、女社長のイメージで統一しようとしてるんでしょうかね ^^;)

投稿: tak | 2017年1月20日 22:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: APA ホテルの印象:

« 例の「聞き流す英会話」の CM に関する素朴な疑問 | トップページ | 稀勢の里は横綱になれるだろう »