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2017年2月25日

午後 3時に退社してまで同僚とツルんで飲みたいか

例のプレミアムフライデーというのが、昨日スタートしたらしく、いろいろなニュースで大々的に取り上げられている。実際にはこの制度の恩恵に浴している人なんて極めて少数派で、これら少数派が繰り出す飲食店や小売店で働く人たちにとっては、「いつもよりちょっと忙しい金曜の午後」 になっているだけなのだが。

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これに関するニュースをちょっとだけチェックしてみたのだが、何となく目立つのが、金曜の午後 3時に退社して、同僚と一緒に飲み屋に繰り出すというパターンだ。「金曜の明るいうちから、気兼ねなくみんなと飲めるのは嬉しい!」みたいな、ありがちなコメントの連続である。

この「同僚と一緒に飲み会」というのは、テレビ・ニュース的に一番取り上げやすいパターンなので目立っているだけなのか、あるいは本当に、午後 3時に退社したらそのまま同じ顔ぶれで飲み屋に繰り出す種族が多いのか、ちょっと判断に迷うところだが、少なくとも特殊なケースではないみたいのである。

試しに「プレミアムフライデー 同僚と飲み」というキーワードでググると、結構な数のページがヒットする。やっぱりかなり多いパターンではあるらしい。これ、「なんだかなあ」と思ってしまうのだよね。

せっかく金曜の午後 3時に退社するという幸運に恵まれながら、それでもなお、会社の同じ顔ぶれ同士でツルんでウダウダ、あるいはダハダハと酒を飲むしかないというのは、私みたいな人間からすると、ちょっと信じられない光景である。「そこまでして、会社の同僚と付き合いたいかね」と思ってしまうのだ。

これ、下手すると「毎月最後の金曜日は、恒例の飲み会」みたいなことで定着してしまいかねないなんて、余計な心配までしてしまう。そして私みたいに 「そんなのはご免だからね」 という人間は「あいつ、付き合いが悪い」なんてことになって、出世にひびいたりしたら、どえらく馬鹿馬鹿しい話である。

プレミアムフライデーの恩恵に浴することのできる企業では、「ツルんで飲みに行くという因習的行為は望ましくない」 という空気を作るぐらいのことをしないと、半年後ぐらいにはかえってストレスの元になっちゃうんじゃないかなあ。

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コメント

この制度に乗っかれる方は、集合体の性質が不本意であってもゼニを使ってください。

いえ、そもそも「何かの形でゼニを使う」ことを求められているので、飲みに限ったことじゃない。


…、この制度を利用して、「月末金曜ボランティア」が流行したりして。
地域の施設でお手伝いとか、通学路の安全見守りとか…。

投稿: 乙痴庵 | 2017年2月26日 08:16

この制度の問題点は、「一か月の中のある日を指定して一斉に」というところにあると思います。

仕事をしていて思うのは、今日は暇で午後からあまりすることがない日とか、どうしても気が乗らずに非効率な日が出来てしまう事です。
それでも終業までいることが義務ですし、突然有給を申請するわけにいきません。
そういう時に月に一回は、簡単な手続きで早退できるようにしては如何?と思います。

先日、大阪でのクラーナハ展を見に行きましたが本物の画力に圧倒されました。
平日の午後や夕方に美術館やコンサートが割引になる制度があったらもっと良いなと思いました。

投稿: ちくりん | 2017年2月26日 08:41

乙痴庵 さん:

なにしろ、本音のところでは 「ゼニを使え」 ということなのですね。

でも、ボランティアというのは確かにいいかもしれません。

投稿: tak | 2017年2月26日 11:21

ちくりん さん:

なにしろ、「みんな一斉に」というのが好きな国民性ですからね ^^;)

確かに、平日の美術館はお薦めですね。
人気の高いイベントだと、休日は押すな押すなになってしまいますが、平日の、とくに雨降りの時などは、ゆったりと見られます。

オススメは、雨降りの金曜日の夕方です。大抵の美術館は、金曜日は遅くまでやってるので。

投稿: tak | 2017年2月26日 11:25

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