有休を取る理由
「マイナビ ウーマン」が 1月 30日付で「お詫び」 を出している(参照)。"2017年1月25日および2017年1月27日に掲載した「有給休暇」「生理休暇」についての記事に関して、法的趣旨を誤解させる表現がございました”として、2つの記事を削除している。

しかし世の中というのは甘くないようで、削除された記事も Google キャッシュ や 魚拓で読むことができる。「有給休暇」に関する記事は こちらの魚拓、「生理休暇」に関する記事は、こちらの Google キャッシュに残されているが、ここでは有給休暇に関する記事について述べる。
この記事は有給休暇の "「社会人としてありえない」理由" をアンケート調査し、寄せられたものの中から 6つ選んで紹介している。「(1)寝坊したから、(2)二日酔いがヒドいから、(3)やる気が出ないから、(4)彼氏と大ゲンカしたから、振られたから、(5)体が痛いから、(6)天気が悪いから」というものだ。
ここにあげられた理由には、自分で「こんな理由で有給休暇を取ってしまった」という告白と、「こんなひどい理由で有休を取った同僚や後輩がいる」というチクリの 2通りある。比率としては、きちんと数えたわけじゃないが、半々ぐらいの印象だ。
例えば(1)の 「寝坊したから」という理由にも、次のように 告白とチクリがある。
「寝坊したからそのまま休んだこと」(33歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
「寝坊したから今日は有給にしてくださいと言って、大事な会議の日に休んだ同僚。会社をなめてると思ったから」(29歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
しかしここで私がふと思ってしまったのは、「有休を取るのに理由を求めるのがフツーなのかなあ」ということだ。そしてもっと言えば、理由を述べるのに「寝坊したから」なんて正直すぎることを言うナイーブなやつがいるんだなあと、驚いてしまったのである。
「彼氏と大ゲンカしたから、振られたから」なんて正直なことを言うよりも、何かもっともらしい理由をでっち上げればよかったのにと思うのは、私だけじゃないだろう。そして大抵はそんなもんだろうに。
そもそも有休を取るのにその理由を明らかにする義務は、法律的にはない。会社側が「済まんが、そういう理由だったら、有休は別の日に取ることにして、今日は出てきてくれんか」と言う(これは法的には認められている)ために、理由開示を求めるのは違法ではないが、それに対して正直に答えるかどうかは、社員の側の自由ということになっている。少なくとも法律としては。
で、現実的には理由を述べないとちょっとカッコつかないみたいな場合には、社員の側でも「急に親戚が死んじゃって」とか、テキトーなことを言ってしまえばいいじゃないか。そんなわけで、親戚中を何人も殺してしまっている強者もいる。
この記事は「有休を取ることは働く人の権利ですが、常識ある使い方をしたいですね」とまとめられていて、これが問題となって「お詫び」と記事削除ということになったらしい。私だったら、「理由を述べるんなら、それなりにもっともらしいことを言っとく方がいいでしょうね」という方向でまとめたいところである。
そんなわけで、"「彼氏と大ゲンカして、次の日に仮病で休む」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)" という告白調の回答には、「グッジョブ!」 なんて思ってしまったのだよね。
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コメント
ええ~っ、めんどくさい~。そもそも、有給とる理由なんか会社に言う必要ないわよね!奴隷じゃないんだからw
そんなの「家の都合のため」とか「体調がよくないため」とか適当に言っとけばいいじゃん。
ていうか、会社員めんどくさい~(あたしも昔は社員だったけど)!今は個人事業主だから、死ぬほど働くも餓死するのも自由よ。個人事業主ばんざ~い(おいおい)
投稿: 野兎鞠子 | 2017年2月 2日 02:43
野兎鞠子 さん:
>個人事業主ばんざ~い
同感!
それにしても、大変なマルチ・パーソナリティぶりですね ^^;)
投稿: tak | 2017年2月 2日 19:38