ツンツンの髪の毛 その 2
8年近く前に 「ツンツンの髪の毛」 という記事を書いたことがある。髪の毛の硬い友人が、「いやはや、俺は立った髪を寝かすのに苦労してるのに、最近の若い奴らは、わざわざ時間をかけて、髪の毛をツンツン立たせてるんだねえ」と言っていたことから説き起こしたものだ。
この記事では、その友人の言葉を受けて私も次のように書いている。
確かに近頃、駅のトイレに入ると、鏡の前で必死になって髪の毛を少しずつつまみ、微妙な立たせ方を実現するのに余念のない若い子が多い。それはそれは真剣な形相なのだ。彼らの髪の毛は自然かつ無造作に立っているように見えるが、実は圧倒的な人工の技によるもののようなのだ。
というわけで、その頃の私は「ツンツンの髪の毛」に多少の違和感を覚えていた形跡があるのだが、最近は、朝起きるとツンツンに立っている髪の毛を、そのままに放っておくことが多くなった。上の写真は今日の夕方 6時頃の髪の毛を iPhone で撮ったものである。iPhone はレンズが裏表両方に付いているので、自分の写真を撮れちゃうのだね。この機能は、今回初めて使った。
朝起きた時にはもっとずっとツンツンなのだが、「放っておけば寝るだろう」と思ってそのままにしちゃう。確かに昔は髪の毛が太くて自重があったので、放っておけば髪の毛は自然に寝た。しかし最近は髪の毛が細く(つまり薄く)軽くなったせいか、髪を洗って(私の場合は石けんで洗うのだよ)寝て、翌日夕方の 6時になっても自然にこんなような具合に立ったままなのである。
昔だったら「寝癖のままで、だらしない!」なんて不興を買ったかもしれないが、近頃の風潮として、髪の毛が立っていても誰も余計なことを言わなくなったので、私もこれ幸いと余計な手間をかけないでいる。グリースやヘアワックスを塗りつけるなんてこともなしに、こんな感じに立ったまま寝ないので、もしかしたら若い人の中には羨ましく思う人もいるかもしれない。
で、「tak さん、いつまでも若いねえ」なんて言われることもあるのだが、先に述べたように、これは髪の毛が細く軽くなったせいなので、いつまでも若いってわけじゃ決してないのだよ。残念なことに。だから、ちょっと手の平に水を付けて撫でつけさえすれば、すぐに寝ちゃうのだ。面倒がなくて、いいといえばいいのだけれど。
念のため: 私の年は、このブログの「プロフィール」をクリックすれば知れるので、わざわざコメント欄で聞いてきたりしないようにね。
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コメント
ええっ!この写真はtak先生のお髪(ぐし)なのですか!20代の男性の髪かと思いましたよ!(まじで)いいなぁ!確かに今は髪が立っているほうが「エネルギーバリバリ、意欲的」な印象を受けますもんね!(私を含めて)フリーランスならこのアドバンテージは大きいでしょう!
私はといえば、仕方ないのでしょうが頭頂が薄くなってきて、なるべく人に頭頂を見られないようにする体たらく。ああ。
まぁ、立っているにせよ、寝ているにせよ、髪はふさふさしているのが一番ですよね!(何の話でしたっけ?)
投稿: 萩原みずねっちーに | 2017年3月 9日 21:54
萩原みずねっちーに さん:
若い頃はロン毛だったんですが、40代からだんだん短くして、今の長さに辿り着いてます。
短くしているのは、「髪の総量=長さ×本数」 (エネルギー不変の法則)
nl=S (本数×長さ=一定)
n: 髪の毛の本数
l: 髪の毛の長さ総合計
S: エネルギーの定数
と信じてきて、長さを犠牲にしても本数を確保しようと思ったからなのでありました。
しかし、どうやらそんな法則はないようなのですね ^^;)
参照: https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2012/01/post-e270.html
よく見ると、だいぶ髪の毛が細くなって、地肌が透けてるんですがね。
投稿: tak | 2017年3月 9日 23:18
コメントしようと思って2012年の記事を読んだら、書きたいことは既にそこでコメントしておりました(笑)
投稿: 山辺響 | 2017年3月17日 10:28
山辺響 さん:
なにごとも、変化は徐々に進む方が目立ちませんね ^^;)
投稿: tak | 2017年3月17日 18:28