政治がつきあいきれない
政治が混迷していて、はっきり言って 「つきあいきれない」 状態になっている。私は米国や英国のような二大政党による政権交代が繰り返されるシステムがこの国にも根付けばいいと考えているのだが、どうもそんなことにはなりそうにない。きっと精神風土が違うんだろうと、ほとんど諦めかけている。
ちょっと前までは、野党が、つまり民進党がだらしないから、こんな状況から抜け出せないのだと考えていた。しかしどうやら、民進党がだらしないというよりは、民進党がだらしなくならざるを得ない政治風土が、この国にあるのだと思えるようになった。
なにしろ「ソンタク」で動く政治だもの。表舞台では明確な論戦が行われず、避難の応酬にしかならない。そして舞台裏ですべてが進行する。舞台裏で動くのだもの。明確なことなんか言えない。「みなまで言わなくても、あとは官僚が適当にソンタクしてくれる」という環境がなければならない。
そうなると、政権が度々移行してしまったら、ソンタクの加減がわからなくなって、やりにくくてしょうがないことになるだろう。だったら、阿吽の呼吸で通じてしまう自民党政権が続く方が楽だ。いや、私がそんなふうに思っているのじゃなく、あの界隈の連中が確実にそう思っているのだ。
民進党の蓮舫代表は、近頃とみに人相が悪くなってしまった。何を言っても言葉に重みがないし、ブーメランになってしまう確率が異常に高いので、仲間内でもまともにつきあってもらえないのだろう。「ソンタク」の「ソ」の字も通じそうにない雰囲気を漂わせているしね。
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コメント
麻生太郎で敗北した自民党が下野した後の総裁は真面目(そう)で堅実な谷垣さんでした。
一気に党勢を挽回することは出来ませんでしたが、自民党の反省と立ち直りをアピールするには賢明な選択だったと思います。
選挙に勝って政権を取り戻すころにはお役御免になってしまいましたが・・・
民主党→民進党は、国民の信頼を得るために地道な活動をすべき時期に、一気に挽回しようと無理を重ねて負けが込んでしまったと思います。
再建が軌道に乗って再度決戦を挑むときに託すべき蓮舫カードだったのに、使いどころを完全に間違っていると思います。
投稿: ちくりん | 2017年3月29日 09:57
ちくりん さん:
蓮舫タイプは、守りには弱いですからね ^^;)
投稿: tak | 2017年3月29日 22:25